3月6日。
さくら並木ネットワークは石巻市の三か所の高台移転地にて桜の成木を設置してきました。お手伝いしてくれたのは仙台市在住のボランティア岡崎智也さん。
成木の植樹
植樹してきたのは石巻市大川地区の間垣高台移転地と石巻市北上町十三浜地区の大室高台移転地、月浜・吉浜高台移転地です。
いずれも北上川沿いにある地区で北上川を遡ってきた東日本大震災の大津波で亡くなれた住民さんも多く極端な過疎化・高齢化が進行している地域でもあります。
(間垣高台移転地の記事)
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9500.html
(大室高台移転地の記事)
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9841.html
(月浜・吉浜高台移転地の記事)
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9095.html
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9126.html
そんな地域事情もありますので、当会では苗木より大きい桜の成木を各地区に1本ずつ設置し、ささやかですが大変なご苦労して高台移転をされた(もしくはされる)住民の皆様に少しでも早く咲いた花を見ていただきたいという気持ちで植樹いたしました。
近年さくら並木ネットワークの植樹依頼で急増している被災地域の皆様の高台(集団)移転に伴う移転地での植樹ですが、植樹作業の難易度が高い場合も多々あります。高台移転地は大体は高台の斜面を開墾した場所ですので、そこの地盤が切土が盛り土か。盛り土ならどこの土を持ってきたかによって植樹の作業内容がかなり変わってきます。
今回は間垣高台移転地の公園がかなり地盤が固くツルハシを目一杯振るわなければならないものになりましたがボランティアの岡崎さんがとても頑張ってくれました。
岡崎さん。本当にありがとうございました。
震災からあと少しで6年目を迎えますが…。
当会は被災地域の事情や環境の変化に対応し、これからも地域の皆様の心情をよく考慮しながら桜植樹をしていくつもりです。
そんな被災地域に寄り添うさくら並木ネットワークのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。