10.21日。来春の植樹地が決まりました。
宮城県石巻市北上町十三浜/月浜・吉浜集団移転地
宮城県石巻市北上町十三浜は北上川河口に位置する地域で、名前の通り13の浜(地区)で形成されている地域です。東日本大震災によって北上川をさかのぼってきた津波は十三浜の各地区を襲い、多くの方が犠牲になっただけでなく生き残った方達も家屋を失いいまだ仮設にいる方も大勢いらっしゃいます。
しかしここ最近高台移転地の造成もやっと終了したりあと少しという地区も出てきており、2015年春に70本の桜を植樹したにっこりサンパーク集団移転地も今年中には造成が終わるというところまで来ております。
そんな十三浜地区の集団移転地で来春植樹することが決まったのは月浜・吉浜集団移転地。月浜・吉浜地区は漁業集落で(十三浜のほとんどの地区もそうですが)、吉浜小学校や北上支所があったところです。多くの住民さんは移転を余儀なくされ、月浜・吉浜地区集団移転地に住むことになったのは十数世帯。そして津波被害を免れた数世帯のみが地区に残るという状況になってしまいました。
この月浜・吉浜集団移転地の下には、東日本大震災慰霊碑や吉浜小学校閉校記念碑があります。
さくら並木ネットワークの十三浜地区の植樹は2015年3月の追波地区、同年4月のにっこりサンパーク集団移転地に続き三地区目となりますが、当会は十三浜地区で今後生きていくことを決めた方も移転を余儀なくされた方も、いつか一緒に桜が咲く春を楽しんでもらいたいという願いから、2014年秋から「十三浜桜プロジェクト」と呼び推進してます。
月浜・吉浜地区も集団移転地住民さんはもちろん、移転を余儀なくされた方も将来故郷に戻ってきたときに喜んでもらえるような桜になってほしいと願っております。