4月2日。さくら並木ネットワークは宮城県七ヶ浜町の二か所の町営住宅(地区ごとの高台移転地)で植樹を行いました。
午前中は松ケ浜町営住宅の避難所で行いました。
松ケ浜町営住宅・避難所
避難所とは甚大な津波被害のあった七ヶ浜町に震災後建設されている公民館を兼ねた建物です。
松ケ浜住民さんの手により7本の桜が植樹。
皆様で花見ができるようになるのを楽しみにしてくれているようで順調に育ってくれればと思っています。
吉田浜町営住宅
午後は吉田浜町営住宅の住民さん達と海側の空きスペースに5本の桜を植樹しました。
この5本はとてもきれいなラインで植樹しましたので、将来美しい桜並木となることでしょう。
またこの5本の桜には、一昨年植樹した仙台市若林区二木地区の桜公園の前に住んでいる大友夫妻が、お孫さんや親類の子が生まれた機会に思い出ある七ヶ浜町に5本の桜をという依頼がありましたので、ここにお孫さん達の名前の入ったネームプレートを取り付けさせていただきました。吉田浜町営住宅の住民さんや大友夫妻にとってこの桜並木が大切なものになってくれればと願っています。
この日植樹した松ケ浜町営住宅や吉田浜町営住宅は共に十数世帯の住民さんが住んでいます。町営住宅には地区で被災された方が移転してきたわけですが、両地区とも被災されたすべての住民さんが移転したわけではなく諸事情により地区を離れてしまった方も多いということでした。
東日本大震災で被災した地域の人口減は津波により亡くなられた方が多いという事情だけでなく、辛うじて難を逃れた方も別地域に移らざるを得ないということも含まれているわけです。そんな地域の皆様にさくら並木ネットワークができることは限られていますが…。
当会の植樹した桜が少しでも被災地域の皆様の癒しや喜びになってくれればと思っています。