8月27日。
東北地方は曇り空が多い日となりましたが、さくら並木宮城拠点は宮城県山元町戸花山と福島県新地町大戸浜地区共同墓地にて桜のメンテナンス会を行いました。

このメンテナンス会は東京書籍出版労働組合様がボランティア休暇を利用してご参加されました。

宮城県山元町戸花山

午前中は宮城県山元町戸花山にてメンテンナンス。

戸花山は市民団体「戸花山つつじ・桜サポータークラブ」の方達が戸花山を山元町屈指の桜の名所としたいと震災前から桜植樹をしておりました。さくら並木ネットワークは2015年春から戸花山つつじ・桜サポータークラブの方達とともに定例植樹会を開催しております。またこの定例植樹会は春に行っておりますが、2016年12月には震災後不通となっていた常磐線が開通。
常磐線は戸花山の二つのトンネルを通ることになり、2016年11年27日の植樹会はこのトンネルが途切れる場所にて「戸花山常磐線開通記念植樹会」として開催されました。

今現在このトンネルが一瞬途切れる場所(桜植樹地)は地元の方達に「まばたき広場」という名称で親しまれています。

2016年秋の「戸花山常磐線開通記念植樹会」の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9339.html

東京書籍出版労働組合様はこのまばたき広場にて草刈り班、追肥班、根回り除草班に分かれてメンテナンスをしました。残暑が厳しい時期ですが、この日は幸い曇りで直射日光が少なく作業日和。

東京書籍出版労働組合様のご尽力により、雑草が多かったまばたき広場は見違えるようにきれいに。お昼は戸花山つつじ・桜サポータークラブのご厚意により、交流を兼ねた食事会となりました。

福島県新地町大戸浜地区

午後は福島県新地町大戸浜地区に移動。大戸浜は甚大な津波被害に遭った新地町沿岸部の地区です。さくら並木ネットワークは2016年春に大戸浜地区で大津波の犠牲になった方が眠られている共同墓地にてご遺族の方達とともに、また津波により住宅が流された住民の方達が住まわれている大戸浜地区防災集団移転地にて、住民やボランティアの方達とともに桜植樹会を行いました。

2016年春の大戸浜地区共同墓地植樹会の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/7898.html

2016年春の大戸浜地区防災集団植樹会の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/8029.html

濱野大戸浜区長に大戸浜防災集団移転地で大戸浜地区の現状をご説明していただき、共同墓地にて作業開始。東京書籍出版労働組合様は戸花山で作業に慣れたせいか、作業がとてもスピーディーになりました。

津波で犠牲になられた住民の方達も喜ばれたと思います。

東京書籍出版労働組合様。ありがとうございました!!

さくら並木ネットワークはこれからも桜植樹事業を中心とした被災地域活動により、地域と全国の方達の友情づくりを推進してまいります。そんな当団体の活動へのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。