さくら並木ネットワークが活動している被災三県の一つである岩手県沿岸部は8月30日の台風10号によって甚大な被害が出ました。
台風10号の甚大な被害があった岩手県岩泉町のボランティアについて
特に氾濫した河川周辺に集落が点在している岩泉町の台風の被害が大きく、台風10号が到来してから1か月経った今でも家屋や庭先、畑などに流れ込んだ泥の片付けが終わっていない住民さんがたくさんいらっしゃいます。
当会の職員も東北地方沿岸部で桜植樹活動をさせていただいている団体として、先々週に続き10月3日4日と微力ながら岩泉町の片付けのお手伝いに行ってきました。行った作業は家屋の泥出しですが、岩泉町は地域の高齢化が進んでおりご自身で泥の片付けができない方も多く、深刻なボランティア不足に陥っています。
また冬の寒さが厳しい岩泉町で被災した住民さんは今現在避難所暮らしをなされている方も多く、健康のみならずメンタル面でも寒くなる前に片付けを進めて、避難所暮らしの住民さんに少しでも希望を持ってもらうことが大切だと思います。
今現在盛岡市からボランティアバスが出ていますし、岩泉町にはボランティア限定で無料の宿泊所などもできております。そして11月までは岩泉町の各地でボランティアセンターを設営している岩泉町社会福祉協議会にお問い合わせのうえ、お近くの地方自治体で手続きを取ると高速料金が無料になる措置も決定しています。
岩泉町は遠方の方には交通のアクセスがいいとはいえませんが、ぜひお時間がある方は岩泉町で片付けボランティアのご検討をよろしくお願いします。
お問い合わせ:岩泉町社会福祉協議会
http://iwaizumi-shakyo.or.jp/?p=612
岩泉町災害ボランティアセンターのfacebookページ
https://www.facebook.com/iwaizumivc/
講演:「大規模災害とボランティア」
また岩泉町のお手伝いをしてきた当会の仙台事務所職員吉武が、10月8日午後1時30分から宮城県仙台市泉区の泉社会福祉センター主催の地域福祉講座「大規模災害とボランティア」で講演いたします。
泉社会福祉センター様からご依頼がきた当初は台風10号が来ていませんでしたので、チラシでは吉武が今まで災害ボランティアをした東日本大震災から熊本地震までの体験談となってますが、このたびの岩泉町の現状も稚拙ながら報告させていただきます。ぜひ岩泉町のボランティアを検討してくださっている仙台市や近郊にお住いの方は泉社会センターまで足をお運びくださればと思います。
地域福祉講座「大規模災害とボランティア」の申し込みやお問い合わせは、
泉社会福祉センター 電話:022-372-7848
までよろしくお願い申し上げます。
NPO法人さくら並木ネットワーク