7月16日。
さくら並木ネットワークは宮城県石巻市北上町にっこりサンパーク集団移転地の桜をメンテナンスしてきたのでご報告いたします。
宮城県石巻市北上町にっこりサンパーク集団移転地
にっこりサンパークは地域住民の健康とスポーツのために設置された施設ですが、2011年3月11日の大津波により北上町が壊滅的な被害を受けたため、北上町の住民約150世帯が住む仮設住宅が建てられることになりました。現在その裏のスペースに北上町民が住む集団移転地が造成中で、一番奥に高齢者が住む公営住宅があり若い住民が高齢者を囲むようにして見守ろうという優しい町造りがされています。
その高齢者の住む近くに本来なら集団移転地の造成中に出た残土を捨て埋め立てる予定だった谷がありました。
しかし、その計画が中止になったので、そこを高齢者やにっこりサンパーク住民が将来楽しむための桜の谷にしたいという「にっこり北地区住民有志の会」の皆様の要望がさくら並木ネットワークに寄せられたのが2014年の冬。その後切り倒した木を数回にわたり片付け、2015年4月4日に、住民さん、この植樹地の70本の内30本の桜の支援者となっていただいた日本ビジネスシステムズの皆様、そしてボランティアさんとともに植樹を行いました。
植樹日当日は雨天のうえ、この谷は急斜面なので植樹作業は難航しました。しかしこの夢のある桜の谷計画を実現しようという気持ちは作業参加された皆様の友情を深めたと思います。植樹後はにっこりサンパーク集会所で交流会が行われました。
昨日のメンテナンスは、住民さん、日本ビジネスシステムズの村岡様、ボランティアさん1名とさくら並木メンバー3名で行いました。
作業は刈払機での除草の他に、桜に巻き付いた蔦の除去、桜の根元の草刈り。雑草だらけになった斜面はきつく植樹以上に作業は難航しました。しかし参加された皆様の粘り強い気持ちと作業のおかげで何とか終了。雑草を除去してみると多くの桜は立派に育っていました。
お昼はにっこりサンパークの住民さんの手作りの美味しいご飯をいただきました。
当会は桜植樹だけではなくその後の桜のメンテナンスや被災地域と全国の皆様の友情作りにも力を入れています。このにっこりサンパークのような植樹地をさらに増やしていければと思っております。
東北の桜のためにご協力をお願いいたします
今年さくら並木ネットワークが被災地域で植樹した桜は4000本を超え、にっこりサンパークのようなメンテナンスが必要な桜が増えました。
そのため被災地域の桜のメンテナンス費のご寄付を募るクラウドファンディングをさせていただいております。
このクラウドファンディングはクレジット決済可能で、少額(500円から寄付可)のご寄付も歓迎いたします(多くの方のお気持ちのこもったご支援は何より当会にとって励みになります)。ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
さくら並木ネットワークのクラウドファンディング
http://japangiving.jp/p/4255