東北は梅雨の気まぐれな天気が続いています。でもまだいい方ですね。
4月に震災の遭った九州の熊本県では被災地域に豪雨が降ることが多く二次災害が心配されております。改めて熊本震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りしますとともに、被災された方に早く心の平和が戻りますことを心から願っています。
さくら並木ネットワークは桜の経過観察をしながら、皆様からご支援いただいた桜のネームプレート設置の用意。そして夏のメンテナンスの準備をしております(一部の地域ではボランティア募集をしております。東北の被災地域の今を知るいい機会になると思いますのでご興味のある方はぜひ参加してみてください。
募集は”2016年夏の草刈メンテナンス・ボランティア募集のお知らせ” にて受付をしております。
また今年4000本を超えた桜のメンテナンス費のクラウドファンディングもしております。ご協力ほどよろしくお願いいたします。
宮城県石巻市福地町谷地地区の桜のご報告
先日は今年春に植樹した宮城県石巻市福地町谷地地区の桜を見てきましたのでご紹介いたします。
谷地地区は北上川の近くにあり東日本大震災の津波により40戸の集落はほどんど全壊。9名(うち子供1名)の方が亡くなられました。谷地地区は高齢化が進んでいますが地域住民の結束は強く28名の方が谷地松葉会という老人会に入っています。
植樹は今年3月12日。晴天の下谷地地区の住民さんと桜の支援者になっていただいたガーデンシティクラブ大阪の皆様とともに行いました。温かい雰囲気の中丁寧に植えこまれた桜の成木と5本の苗木の生育はとても順調。この桜達は谷地地区と大阪ガーデンシティクラブ大阪の皆様の友情の証なのでほっとしました。
またこのエドヒガンの成木は谷地公民館の中から見えるように設置されており、今年4月下旬には満開の花をつけ早速お花見会も行われました。花に負けないくらい住民さん達は笑顔満開でした(笑)。
谷地地区は大きな悲劇が遭った大川小学校にほど近く、地区内でもご家族を亡くされた方やいまだ仮設暮らしの住民さんもおります。きっと今現在まで苦難の毎日だったと思います。
しかしさくら並木ネットワークの願いはそんな被災地域の皆様が少しでも今笑顔になってくれたら。そしてそれが今できない方は…。いつか当会の植樹した桜の下で笑顔で満開の花を見てもらえたらという気持ちで活動しております。
さくら並木ネットワークは谷地地区のような植樹をたくさんしていく予定です。ご支援とご協力のほどよろしくお願いいたします。