さくら並木ネットワークは11月21日からの23日の三連休に岩沼市下野郷地区と早股下一地区にて植樹を行いました。
宮城県岩沼市
岩沼市は宮城県唯一の空港である仙台空港があり市の大部分が平野部です。沿岸地域である空港周辺の工業地帯や農村部は東日本大震災の津波で甚大な被害がありました。皆様も岩沼市の北にある仙台空港に津波が押し寄せる映像を見たことがあると思います。岩沼市全体での死者数は180人と言われております。
下野郷地区と早股下一地区も津波により浸水被害が遭った地区ですが、11月21日からの23日の三連休は主に大変なご苦労をして現地再建された住民さん達のところに平均2~3本ずつ植樹していきました。
住民さん達の桜植樹を希望された理由は様々ですが、
- ”震災前に桜があったから。”
- ”津波によって失われた緑”を取り戻したい。”
などの理由が多かったように思います。
一件一件、私達が訪ねていき植樹をしていくととても喜んでくれました。この三連休の岩沼市の植樹に7名のボランティアさんが参加し作業をお手伝いしていただきました。ご協力感謝いたします。
また今回は早股下一地区区長岡崎信様の「朝市+楽農村」に、在英日本商工会議所様のご協力により紅しだれ桜とエドヒガン桜の成木を植樹しました。
「朝市+楽農村」は、岡崎様の土地に震災後世界各国からのご支援によって作られた産直市場と市民農園で、地区住民や岩沼市民はもとより仙台市からも足を運ぶ方もいらっしゃるとのことです。
ですので、岡崎様だけでなく多くの方に少し早めに復興の象徴する桜を楽しんでもらいたいと思い「朝市+楽農村」に成木をということになりました。頻繁に素敵なイベントも開催されておりますので、お近くに来た際は「朝市+楽農村」にお立ち寄りくださり、春は桜を楽しんでいただければと思います。
在英日本商工会議所様。ありがとうございました。
岩沼市で被災された方の中にはまだ仮設暮らしを余儀なくされている方もおりますので、岩沼市が復興したと言えるのはしばらく先のことになることでしょう。でも私達さくら並木ネットワークはできる限り岩沼市で被災された皆様に寄り添い、早く復興したと心から言える日が来ることを願いたいと思います。
そんな将来。
今回植樹した桜が満開に咲いててくれればいいですね。