4月11日（土）。
前日に引き続き2箇所で同時に植樹を行いました。
- 岩手県釜石市鵜住居地区常楽寺
- 宮城県亘理町吉田地区
さくら並木ネットワークにとっては、どちらもご縁の深い地域です。
当日はあいにくの雨。
雨天の中でも感慨深い植樹になりました。
岩手県釜石市鵜住居地区の常楽寺
岩手県釜石市鵜住居地区の常楽寺の敷地内の津波の到達ラインに12本の桜植樹を行いました。
地元の皆様と寄贈者のジューテックホールディングス株式会社の新入社員の方々がご参加くださり、地元の市議会議員、古川愛明さまに震災当時の案内と説明を頂いた後、雨の中ではありますが、植樹と防獣ネットの設定まで行って頂きました。
桜は小岩井の一本桜の子孫木を地元の久保庭園さんが仕入れてくださいました。
ここには釜石市で津波で亡くなった方の慰霊堂もあり、本日11日は月命日ということもありまして、最後は新入社員の皆様もお焼香をしていってくださいました。
津波伝承の桜ではありますが、同時に「いつかまた鵜住居を訪れて欲しい。」そういう地元の願いと寄贈者の方々を結ぶ桜となる事を願いこれからも見守って行きたいと思っております。
宮城県亘理町吉田地区
宮城県亘理町吉田地区にて45本の桜植樹を行いました。
吉田地区は震災時1.5メートルの津波に襲われ、地区全体が被災しております。
昨年度は吉田地区交流センターにて職員さんと支援者田中ホールディングス様、ボランティアの皆さんと16本の桜を植樹しましたが、今回は交流センターの周辺に住んでいる住民さん対象の植樹会となりました。
当日の午前中は雨が強く予定より遅く作業開始しました。
お手伝いしてくれたのは西本願寺ボランティアセンターの二人のボランティアさん。
雨に当たりながらも吉田地区の住民さんのために一生懸命働いてくれました。ご協力感謝いたします。
住民さん達はとても楽しみにされていたようでどこでも歓待を受けました。
塩害で枯れてしまった木々が多いので期待してくれていたのでしょう。
たくさんのお菓子や飲み物と温かいお言葉をいただきました。
天候が悪い中での作業は大変でしたが報われるおもいでした。
ありがとうございます!
吉田地区は大変な困難に遭われましたが、一歩ずつ確実に歩みを進めています。
今回植えた桜がそんな吉田地区の皆さんを癒す優しい桜に成長してほしいものですね!
