3月7日。
宮城県石巻市雄勝町波板地区で桜の植樹が行われました。
波板地区は津波により17世帯が被災。
難を逃れた方も河北町の仮設に入居し現在は4世帯しか残っていません。
震災前から限界集落化していましたが、波板地区の住民さん達で作る波板地区会はそのことを素直に受け止め、東北大学の学生や東京の有志の皆さんと「ナミイタ・ラボ」を結成。
外部からの交流人口を増やそうと奮闘している地区です。
宮城県石巻市雄勝町波板地区での植樹
雨予報でしたが見事に外れ植樹日和。
波板地区の住民さんと一緒に植樹作業してくれたのは、石巻市社会福祉協議会、あいおいニッセイ同和損保同友会、東日本大震災ボランティア支援室の学生、イギリスの留学生、西本願寺ボランティアセンターの全国各地からやってきてくれた皆さん。
全員で波板地区の復興を願いながら護岸工事にかからない海岸部分に13本、高台にある八雲神社に5本植樹しました。
お昼は地元の皆さんの心のこもった美味しいご飯をいただきました。
そして午後は普段の植樹ではあまりしないのですが、防鹿ネット柵作りをしました。
雄勝町は鹿が多く春先になり新芽が出てくると桜を食べられてしまうのですね。
それを防ぐためのネットを張った柵を作りました。
皆さんとても積極的に作業をしてくれたおかげで8割方完成することができました。
ありがとうございます。
波板地区の復興はまだまだ時間がかかるでしょう。
でも波板地区の住民さんは温和で優しく、また訪れてみたいと思わせる魅力があります。
さくら並木ネットワークはこれからも波板地区再建のお手伝いをしていくつもりです。
昨日作業してくれた皆さんと笑って植樹の思い出話をしながら、波板で再会できる日が来るといいですね!!