11月24日。仙台市若林区三本塚地区でチューリップの球根の植栽と現地再建された5人の依頼者さんの敷地内に桜を植樹しました。

お手伝いしてくれたのは西本願寺ボランティアセンターからお二人のボランティアさん。そして千葉県から3名、栃木県から1名の方がこの日の作業に参加してくれました。皆さん全国各地から東北の被災地のためにと駆けつけてくれた方ばかりです。昨日の作業を通じて三本塚住民さんとの交流を楽しまれていたようでした。本当にありがとうございました!

チューリップで伝える”キズナ”

晴れやかな天気の中、1000個のチューリップの球根を植えることから始まりました。
この球根はオランダの輸出会社様が東北の皆様のためにと、アイバルブジャパン様を通じて約5000個ご寄附いただいたものの一部です。

場所は佐藤玲子さんの敷地内。

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玲子さんは震災後から春の植樹のときまで、今までお世話になったボランティアさんをいつか自宅に招待したいとずっと素敵な庭造りに励んでいました。玲子さんの計画では庭に花で「キズナ」という文字を描きたいとのことだったので、そこにチューリップを植え込みました。

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ボランティアの皆さんと、来春に咲くチューリップを想像しながら作業を進めました。
素敵な「キズナ」の文字が来春できると思います。楽しみですね!!

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今年最後のさくらの植樹

その後、仙台市若林区三本塚地区の5人の依頼者さんのお宅を順々に訪問し桜を植樹していきました。

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大変なご苦労をして現地再建され三本塚に戻ってきた方達です。皆さんとても喜んでくれました。まだまだ小さい桜ですが、花咲く未来を想像していたのかもしれませんね。

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依頼者さん達のたくさんの笑顔を見ることができて満足な一日でした。

三本塚地区の植樹は2013年3月から数えて3回目になります。津波の残した傷跡は簡単に消えるものではありませんが、住民さんは少しずつ地区や自分の生活を立て直そうと努力していて、植樹をする度にいつもそれを感じることができます。地区が元に戻ったと言えるまでには時間がかかると思いますが、少しでも桜の植樹を通して三本塚住民さんの心を和ませることできればと思っています。

そしていつか三本塚が素敵な地区になってくれれば…。
そんな日がきっといつか来るはずです。

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今年の植樹は三本塚地区で全て終了いたしました。
本当にたくさんの方にご協力していただきました。

心から感謝いたします。ありがとうございました。

来年の春植樹もよろしくお願いします!