さくら並木ネットワークでは、植樹した桜が枯れてしまったりした時、1年以内の場合、植え替えを行ないます。
現地の状況は、その地域によって様々です。枯れてしまう原因はいろいろありますが、まずは塩害。津波による海の水が入った土地や潮風。あと獣害。鹿などの動物たちのしわざ。等々。
本日は、福島県南相馬で植樹と植え替えを行ないました。無事に育って膨らんだ蕾がこんなに愛おしく感じられること。支援者の皆様も地域の方たちも、繋げる当会のスタッフも、同じ想いではないでしょうか?
スタッフから届いた報告をお伝えいたします。
南相馬の桜植樹と植え替え
本日4月2日は南相馬江井から萱浜で桜の植樹3本、植え替え3本を行いました。
江井は原発20キロ圏内で去年の4月に立ち入り制限が解除されましたが、居住の許可は未だにおりておりません。
一年前のちょうど今頃、江井の警戒区域に立ち入り許可を経て帰還の桜を植えるお手伝いをしました。
江井の宝玉さんは未だ居住許可のおりない20キロ圏内で津波の到達点の自宅を改装し、許可がおりるその日を待っておられました。
ここには去年三春町から分けて頂いた三春の滝桜子孫木などが植えられ一年で大きくなり蕾を春色に膨らませておりました。
この地域の桜の開化(エドヒガン)は天候が良ければあと数日、満開は4月10日頃が予想されます。