4月6日午前。
さくら並木ネットワークは、石巻市新蛇田に整備された集団移転団地「のぞみ野」第4町内会の要請により、のぞみ野北公園にて植樹会を開催しました。
石巻市新蛇田地区 のぞみ野北公園
東日本大震災の被災地で最大規模となる集団移転団地「のぞみ野」は、2015年年11月をまちびらきされ、今現在石巻市はもとより女川町など他地域の方も含む3231人が移り住むことになっている地区です。そのため多くの住民が地域の地縁を失われた方達となり、その孤立を防ぐため、しっかりとしたまちづくりやコニュニティ形成が必要となっている地区ともなっております。
石巻市のぞみ野の現状を伝える昨年の河北新報の記事
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1062/20181102_01.html
この、のぞみ野の町内会のうち第4町内会ではコニュニティ形成活動の一環として、のぞみ野北公園の愛護会を結成。
町内会として環境美化に務めることにより、住民間の距離を縮めていこうとご尽力なされています。
この日は強風が吹く天気でした。しかし朝のぞみ野北公園に到着すると、多くの住民の方達(ご高齢の方から子供まで)が公園の清掃活動をしながらニコニコして待っていてくれました。町内会で回覧板で広報してくれていたようです。
植樹は6本の桜を手分けして行いましたが、住民の方達はとても楽しそうに作業をなされており、「どれくらいの頻度で水をあげればいい?」という積極的な質問を多くされました。
ご自身の公園に、ご自身が汗を流して樹木や花を植え清掃をし、よってご自身の力で公園がますますきれいになっていく。
そんないい循環を町内に作っていってほしいなと思います。
作業後に、集会所で町内会の方達が作ってくれた美味しい芋煮と甘酒をいただきました。
この日はとても寒かったので、身も心も温まりました。
ご馳走様でした!
東北地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災により、被災三県沿岸部ではこの集団移転地「のぞみ野」第4町内会の方達のように故郷を離れざるを得なかった方達がたくさんいます。そして、移転先でコニュニティ形成の重要性が急務となっており、そのコニュニティつくりの一環として当団体の植樹事業を利用したいというニーズが近年増えております。住民の方達が自ら植えた桜が、新しい地域の絆の象徴となって機能してくれることを、心より望んでおります。
追記
この”のぞみ野北公園植樹会”には、豊島株式会社様及びキューブシュガー様がいらっしゃいました。ありがとうございました。キューブシュガー様がこの”のぞみ野北公園”を含め、過去の植樹の写真をHPにてアップしております。ぜひご覧ください。
キューブシュガー様のWEBページ
https://www.rakuten.ne.jp/gold/and-cubesugar/sakuranamiki.html