8月4日。
さくら並木宮城拠点は宮城県石巻市牡鹿半島で桜のメンテナンスと防鹿対策の補修をしてきました。
先日お伝えしたとおり、宮城~岩手の三陸沿岸部は桜の天敵である二ホンシカの生息数が多い地域ですが、牡鹿半島はその中でも特に多く、桜植樹と同時に防鹿対策をしっかり施工しないとあっという間に二ホンシカに食べられたりいたずらされるような地域です。

2016年秋に植樹した桃浦地区洞仙寺

震災後全国の多くの方に助けられ再建した桃浦地区洞千寺には、善意のご寄付によりできた東日本大震災二万人御供養「見守り観音堂」落成法要に合わせて植樹しました。震災により桃浦地区を離れざるを得なかった方達にとって、洞仙寺は大切な心のよりどころとなっております。

洞仙寺の植樹記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9289.html

2014年春に植樹した荻浜地区荻浜小学校

子供が少なくなりこの年に休校となった荻浜小学校は、当時在校していた4人の女の子と植樹をしました。あれからいまだ再校とはなっておりませんが、地域の方はいつか荻浜小学校に通うような子供が出てきてほしいと大切に荻浜小学校を残しています。

荻浜小学校の植樹記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/4225.html

2014年春に植樹した荻浜地区荻浜中学校

荻浜中学校の全校生徒9人とともに、桜を元気に植樹しました。
生徒同士が仲良く、また地域の大切な子供を見守る先生達の優しいまなざしが印象的でした。

荻浜中学校の植樹記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/4225.html

2017年春に植樹した谷川地区

谷川地区は、東日本大震災以前はホヤの種苗は全国の8割が谷川産だったそうで、今現在震災前の水準に戻そうと地区を挙げて頑張っています。植樹は高台移転地の住民の方達とともに行いました。

谷川地区の植樹記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/10193.html

牡鹿半島

牡鹿半島は二ホンシカの生息により、さくら並木ネットワークの主たる活動である桜植樹事業とはかみ合わせが悪いところです。しかし、だからこそ桜の花が咲く未来を夢見て当団体に期待を寄せる浜(地区)も多い地域でもあります。

そんな牡鹿半島の浜(地区)の方達の期待に応えられるよう、精一杯頑張っていきたいと思います。