4月2日午後。宮城県石巻市牡鹿半島の谷川地区で植樹会を開催しました。
宮城県石巻市牡鹿半島谷川地区
谷川地区は牡鹿半島東部の鮫浦湾の奥に位置し半島の中では平野部が大きい浜として知られており、ほとんどの住民さんは半農半漁の生活をしていました。ホヤとホタテの養殖が盛んで東日本大震災以前はホヤの種苗は販売される全国の8割以上が谷川産だったそうです。
東日本大震災の大津波により多くの犠牲者が出てしまい、平野部が広い地形が強い引き潮の力を呼んだのかそのうち半分が行方不明となってしまいました。
谷川地区の紹介記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9920.html
4月2日に植樹したのは8世帯の皆様が住んでいる谷川高台移転地の公園と沿道に11本。そして谷川地区で大切にされている八幡神社に3本。
住民さんとともに公園から徐々に下に行き、そして八幡神社まで作業。一緒に牡鹿半島は鹿が多いところなので防鹿ネット柵も制作してきました。高台移転地では子供達の応援を受けながらの作業となりました。
そして八幡神社では鳥居の横にしだれ桜。斜面上部の左右に早く谷川地区の漁獲量が震災以前に戻ってほしいとの願いを込めて、漁師町などで植樹されることが多い大漁桜を2本植樹しました。
最後にこの日植樹をサポートしてくれた東松島市の造園業者菊池さん兄弟とボランティアの佐藤尚志さんと当会は渥美区長から大量の谷川産の新鮮なホヤをお土産としていただきました。本当にありがとうございました!!
大きな悲劇に見舞われながらもホヤとホタテの養殖も再開しホヤの取引が震災前に戻すことを目標に日々の必死に生きている谷川地区の皆様をさくら並木ネットワークはこれからも応援し続けます。