11月26日。
報告が遅れましたが、さくら並木ネットワークは宮城県石巻市にて二か所の植樹会を開催しましたのでお知らせします。
石巻市稲井地区・稲井八幡山公園
11月26日(日)午前中は石巻市稲井地区の稲井八幡山公園にて住民の皆様とともに3本の桜を植樹しました。
稲井地区は明治22年に複数の村が合併し稲井村が発足。昭和34年に稲井町となり昭和42年に石巻市に合併した歴史ある地域です。東日本大震災は旧北上川を登ってきた1メートルほどの津波が稲井地区を襲いました。
稲井地区の皆様は地区で大事にされている稲井八幡山公園の植樹会をとても楽しみにしてくれたようで、多くの方が集まってくれました。斜面部の植樹となりましたが、みんなで力を合わせて作業。
この桜が将来の稲井地区の復興の証となってくれるよう願っています。
石巻市牡鹿半島・大原高台移転地
午後は石巻市牡鹿半島の大原高台移転地にて計13本の桜を植樹しました。
大原地区は海に面して約80世帯が家々が並んでいましたが、東日本大震災で約8メートルの津波はほとんどの家を壊してしまいました。今大原地区のほとんどの皆様が住んでいた海岸部から500mほど先の高台に大原地区の残った一部の住民の皆様が住んでいます。
作業は区長や班長などの住民の皆様、そしてボランティアの大浪さんとともに行いました。
たびたび当会の記事で報告させていただいておりますが、牡鹿半島は人口より鹿が多いという日本一鹿害がひどいところで、植樹作業以上に鹿対策の方が難儀することになります。しかし住民の皆様もそのことはよくご存じですからとても真剣。約1時間半ほどで終了することができました。
この桜が大原高台移転地のあらたな春の楽しみとなってくれればいいなと思っています。この大原高台移転地の桜植樹会で今年のさくら並木ネットワークの植樹会はすべて終了となりました。
来年も全国の皆様の応援を力に、被災地域の皆様のために日々奔走していければと考えております。本当にありがとうございました!!