8月8日。
さくら並木ネットワークは宮城県山元町の戸花山つつじ・桜サポータクラブと東京都の千代田女学園の生徒達の交流会を開催しました。
宮城県山元町
さくら並木ネットワークは山元町には地域の皆様とともに戸花山や老人福祉施設みやま荘など131本の桜の植樹をしています。千代田女学園は2015年から夏休みの被災地ボランティア活動として当会が植樹した桜のメンテナンスをしてくれており、2015年夏は宮城県石巻市湊地区の熱田神社、2016年夏は石巻市北上町追波地区のメンテナンスをしていただきました。
2015年夏の千代田女学園のボランティア活動記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/6302.html
2016年夏の千代田女学園のボランティア活動記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/8697.html
今年は山元町の戸花山のバラや桜のメンテナンスを戸花山つつじ・桜サポータークラブの皆様とする予定でしたが、台風5号の影響であいにくの雨。しかし地元の皆様のご厚意で山元町めぐりと交流会を開催することになりました。
山元町めぐりは戸花山つつじ・桜サポータークラブ世話役岩佐様のご案内のもと、東日本大震災発災時の校長先生の機転で児童の命が助かった旧中浜小学校、そして山元町で津波で亡くなった方達のお名前が刻まれた慰霊碑がある旧山下駅を案内してもらいました。千代田女学園の生徒さんも津波のおそろしさと命の尊さを考えるいい機会になったと思います。
そしてお昼は地元の方達の手作りご飯を食べながら交流会。山元町のことを聞きながら「山元町にお嫁に来て」という声も(笑)。
心のこもった温かい交流の時間となりました。戸花山つつじ・桜サポータークラブの皆様。お心遣い本当にありがとうございました。
雨のため今年は残念ながら屋外ボランティア活動ではなくなってしまいましたが、地域の皆様のお話を聞けて千代田女学園の生徒達もいい夏の思い出となったことでしょう。ぜひ家族や友人に被災地域の今現在を話し合ってもらいたいものです。
さくら並木ネットワークは桜を植樹するだけではなく、被災地域の現状を全国の皆様にお伝えし東日本大震災の風化を防ぐ役割も担っていきたいと思います。