9月26日の午後。さくら並木ネットワークは宮城県気仙沼市茗荷沢地区の保育園キッズルームおひさまで桜のメンテナンスをしてきました。
宮城県気仙沼市茗荷沢地区・保育園キッズルームおひさま
キッズルームおひさまの前身は気仙沼市南郷地区のは約150名の子供たちを預かっていた南気仙沼幼児園。しかし東日本大震災の大津波は南気仙沼幼児園も襲い、震災直後は職員さん全員で力を合わせ近くの小学校に約150名の子供たちを引き連れて避難しましたが、幼児園の様子を見に戻った理事長先生は残念ながら津波の犠牲になってしまいました。
保育園舎は流されましたが、保護者さんたちの強い希望を受け残った3名の職員さんが茗荷沢地区の空き倉庫を借りて再開。そして2012年7月現在の場所に保育園舎が建設されましたが、そこに至るまで大変なご苦労があったようです。
そんな経緯があったキッズルームおひさまにさくら並木ネットワークは2014年4月14日にかわいい園児たちやボランティアさんとともに園内とキッズルームおひさま周辺にたくさんの桜を植樹しました。
先日キッズルームおひさまの桜のチェックをしたところ園内の桜は順調でしたが、周辺に植樹した桜が倒れていたり傾いていたものもありました(幸い折れていたものはありませんでしたが…)。先月末に東北沿岸部を襲った台風10号の暴風によって倒れてしまったそうです。ですのでもう一度桜と支柱を立て直ししっかりと誘引をしておきました。
キッズルームおひさまは大変なおもいをして茗荷沢地区にやってきましたが、今は気仙沼市の保育環境を支える大切な施設になっています。
当会が植樹した桜がいつか気仙沼市の未来を担う子供達を優しく見守る桜に成長してくれることを願っています。