7月25日。
東北は梅雨明けまであと少しという時期にきていますが、さくら並木ネットワークは福島県新地町大戸浜地区で桜のメンテナンスをしてきましたのでご紹介します。

福島県新地町大戸浜地区

大戸浜地区は漁業と農業が主産業の地区でしたが、東日本大震災の津波により一部高台に住んでいた世帯を除きほどんどの住民が移転を余儀なくされました。津波で犠牲になられた方は30名。そしていまだ3名の住民さんが見つかっていない地区であります。

大戸浜地区の植樹は今年の春に二か所開催しました。3月6日は津波で亡くなられた住民さんも眠られている大戸浜共同墓地で、遺族の皆様とともに慰霊の桜を植樹。大戸浜の港を見下ろす場所には在英日本商工会議所様のご支援により「大戸浜の明日を見守る慰霊桜」という文言が刻まれた石柱としだれ桜の成木が設置されました。

また3月26日は大戸浜地区の多くの住民さんが移り住むことになった大戸浜防災集団移転地に、住民さん、この日植樹した三分の二の苗木としだれ桜の成木の支援者となっていただいたオーガビッツプロジェクトの皆様。そしてたくさんのボランティアの皆様とともに、これからの大戸浜の復興と発展を願った明るく賑やかな植樹会を開催。笑顔の溢れる楽しいイベントとなりました。

新地町大戸浜地区メンテナンスの様子

7月25日のメンテナンスは栃木県のボランティア団体「頑張り隊」の5人のボランティアさん。そして山形県の佐藤さんと仙台市の加藤さんとともに行いました。

午前中メンテナンスをした大戸浜共同墓地はもとは竹林になっており植樹開催までに頑張り隊の皆様をはじめ多くボランティアさんが開墾に協力してくれましたが、今回も頑張り隊やボランティアの皆様が熱心に草刈りをしてくれました。

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午後は大戸浜防災集団移転地に移動し作業。植樹場所は雑草が多く、また午後から日差しが強くなり作業するのは大変でしたが、ボランティアの皆様のおかげで草刈り・水遣りすべて終了。雑草の中から出てきた桜の苗木は立派に育っておりました。

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何とか水枯れが心配される暑い夏を乗り切ってほしいものです。

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今年も当会には大戸浜地区のような被災地域から多くのおもいを託された植樹依頼が来ております。さくら並木ネットワークはそんな被災地域の皆様のおもいをお聞きしつつ、その地域事情に合った丁寧な植樹会を開催していきたいと思います。

gooddo(グッドゥ)に参加

昨日7月26日から、さくら並木ネットワークはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)に参加いたしました。

『NPO法人 さくら並木ネットワーク』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

上記のリンクからgooddoのさくら並木ネットワークのページに行き、毎日クリックをするだけで支援金が「さくら並木ネットワーク」に届けられます。ぜひ毎日のクリックをよろしくお願いいたします。

Japangiving

また今年さくら並木ネットワークが被災地域で植樹した桜は4000本を超え、大戸浜地区のようなメンテナンスが必要な桜が増えました。そのため当会は被災地域の桜のメンテナンス費のご寄付を募るクラウドファンディングをさせていただいております。

このクラウドファンディングはクレジット決済可能で、少額(500円から寄付可)のご寄付も歓迎いたします(多くの方のお気持ちのこもったご支援は何より当会にとって励みになります)。

ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。