4月10日。
東北も桜が咲く季節がやってきましたが、さくら並木ネットワークは宮城県山元町戸花山にて植樹を行いました。

宮城県亘理郡山元町戸花山

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山元町は甚大な津波被害を受けた町で、町全体で津波の犠牲になられた方は600人以上にのぼります。戸花山は震災前から地元の方達が中心となり桜の名所となるよう様々な桜を植樹してきた山です。地元の有志団体「戸花山つつじ・桜サポータークラブ」の皆様とさくら並木ネットワークが協力して植樹会を開催するのは昨年に続いて二回目。昨年は3月下旬に20本の桜を植樹を行いましたが、今年は戸花山入り口付近に10本植樹しました。

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今年の東北は暖冬傾向にあったためこの日の戸花山の桜は見事に咲いており、花見をしながらの作業になりました。また戸花山には桜だけではなく多くの木々が残されております。そんな美しい自然が残っている山の中での作業に「戸花山つつじ・桜サポーターズクラブ」の皆様は少し息を切らしながらも笑顔満開。自然の中での作業は心も体も清らかになるような気がしますね!!

また作業の後は皆様と戸花山の中央部で花見をしつつ食事会。温かい陽気と満開の桜に包まれた中での食事は大変美味しかったです。今年も楽しい植樹会となりました。

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地元の有事団体「戸花山つつじ・桜サポータークラブ」は「昔からある自然を大切にしつつ、震災で亡くなられた方々の慰霊の桜を植樹しよう」という考えのもと桜を含め様々な木々を植樹しており、さくら並木ネットワークもサポータークラブの自然と植樹に対する考えに共鳴しお手伝いをさせていただいております。
毎年の恒例行事となりそうな戸花山の植樹会ですが、また来年皆様とお会いできる日を楽しみにしております。