2015年10月16日。
さくら並木ネットワークは仙台市若林区荒井地区の特別養護老人ホーム杜の里にて琴とバイオリンの演奏会を開催しました。
特別養護老人ホーム杜の里は、もとは今年の5月まで同じ若林区の被災地である三本塚地区にありました。
2011年3月11日の津波により一階部分が浸水。津波が来た時は職員さん達が住民であるご老人を車いすに乗せ、階段で2階以上にあげて難を逃れたそうです。
震災直後から多くのボランティアさんの力により一階部分の泥は片づけられましたが、杜の里は耐震性に大きな問題を抱えてしまい、今年6月に荒井地区の新杜の里に移転するまでは、住民さんや職員さん達は1階は使わず2階より上に住むことを余儀なくされていました。
さくら並木ネットワークはまだ杜の里が荒井地区に移転準備を進めていた今年の4月11日。職員さん達と桜の支援者となられたTANAKAホールディングスの皆様とともに荒井地区の新杜の里に6本の桜を植樹しました。
作業に参加された皆様全員であらたに再出発する杜の里の復興を願いながら丁寧に植樹された桜は、今年のお盆前は日照りが続く日もありましたがすくすくと順調に育っております。
昨日はそんな荒井地区に移転した新杜の里にて琴とバイオリンという和と洋の楽器によるムジカM.A(琴演奏家斎藤瑞香能さんとバイオリン演奏畠山厚子さん)の「杜の里復興記念演奏会」。
ムジカM.A様には移転前の昨年10月23日の旧杜の里でも演奏会をしてもらっています(三本塚地区の旧杜の里は現在は解体中です)。
今回も童謡や演歌などご高齢の方に馴染み深い曲が演奏され、多くの住民さん達が歌い笑いながらの楽しい演奏会となりました。
ムジカM.A様。
ありがとうございました!
さくら並木ネットワークは植樹された桜の成長を見守りながら、これからも多くの地区や施設で楽しいイベントも開催していきたいと思います。