石巻市雄勝町波板

現在さくら並木ネットワークは来年度の植樹(今年秋植樹、来年春植樹)の調整(まだ復興が進まない被災地域も多いとは思いますが、桜植樹できる場所などがありましたらさくら並木ネットワークまでお問い合わせください)をしつつ、支援者様の石板設置の準備や植樹地のメンテナンスや枯れチェックなどをしております。

どうしても東北の自然が相手ですので活着しない桜も出てきておりますが概ね良好のようです。

昨年度の植樹(植樹本番だけではなく下準備も含みます)の際は多くの皆様にお手伝いをしてもらいました。

改めて御礼を申し上げますとともに、今現在の植樹地の様子などもお知らせしていければと思っております。

石巻市雄勝町波板地区の桜

7月8日。今年桜を植樹した石巻市雄勝町波板地区に行ってきましたのでその様子をお知らせします。

波板地区は津波により17世帯が被災。難を逃れた方も河北町の仮設に入居し現在は4世帯しか残っていません。
震災前から限界集落化していましたが、波板地区の住民さん達で作る波板地区会はそのことを素直に受け止め、東北大学の学生や東京の有志の皆さんと「ナミイタ・ラボ」を結成。外部からの交流人口を増やそうと奮闘している地区です。

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植樹当日波板地区の住民さん達と一緒に植樹作業してくれたのは、石巻市社会福祉協議会、あいおいニッセイ同和損保同友会、東日本大震災ボランティア支援室の学生、イギリスの留学生、西本願寺ボランティアセンターの全国各地からやってきてくれた皆さん。
護岸工事にかからない海岸部分に13本、高台にある八雲神社に5本植樹しました。

また雄勝地区は鹿害がひどく植樹後防鹿ネット柵も作りました。
本日確認したところでは、お手伝いしてくれた皆様のおかげで枯れや鹿に食べられた形跡もなく順調に育っております。

本当にありがとうございました。
いつか花咲く波板海岸で皆様と再会したいものです。

仙台市若林区種次地区の桜

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仙台市若林区種次地区の住民阿部さんと湯目さんの土地に植えた桜のメンテナンスを、西本願寺ボランティアセンターの4人のボランティアさんと行いました。

種次地区は海岸に近く甚大な津波被害に遭っています。
阿部さんや湯目さんは大変なおもいをして自宅を再建をし故郷である種次地区に戻ってきました。

植樹は去年の11月16日。
阿部さんの持っていた空き地に桜並木を作ろうと、種次住民さん達と支援者である日通商事の社員さん総勢80名で作業を行いました。
種次地区の復興を願って。
交流会も行われ、笑顔の絶えない植樹会となりました。

7月13日はその桜並木周辺の除草、水やりなどを石川県から来てくれたボランティアさん達とともに行いました。

本日お手伝いしてくれたボランティアさんは石川県の僧侶の方達で、お寺の管理で草刈り機の扱いは慣れているらしく、とてもスムーズに作業が進みました。

そして湯目さんは心のこもったお昼を用意してくれ、ありがたくいただいてきました。

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現地の方の話を直接聞く機会ができ、ボランティアの皆様も考えるものがあったようでしたね。現地の方とボランティアさん達の交流が友情になってくれればなと思っています。

炎天下の中。
本日お手伝いしていただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。