2014年12月24日。クリスマスイブに決定した植樹地の紹介です。
石巻市大街道の釜小学校。
石巻湾から約2キロにある小学校で、床上1メートルの津波が襲いました。2011年3月11日の震災発生時は下校時間と重なり、迎えに来た保護者の車で津波に飲まれた児童が多くいたそうです。津波の犠牲になってしまった児童は25名。
宮城県では大川小学校に次ぐ幼い命が失われてしまった小学校となってしまいました。
震災後の釜小学校と植樹
釜小学校は震災から半年緊急避難所となっていました。
さくら並木ネットワークには津波で木々がなくなってしまったのであらたに緑豊かな学校にするために桜を植樹してほしいと依頼がありました。
植樹は子供たちと行う予定です。
震災は3年9か月前ですので釜小学校在校時に被災した子供たちもまだおり(高学年生)、津波や地震の記憶に怯え傷ついている児童も多いそうです。
幼いながら人間の生死というものを必要以上に見てしまった子供たち。
桜を植樹したくらいでは子供たちの心の傷が簡単に癒えるとは思っておりません。
でもさくら並木ネットワークはあえて明るく前向きな植樹をしたいと思います。
傷ついた子供たちの未来が明るく開けていることを願って…。
そしてそんな子供たちを温かく見守っている人が全国にたくさんいることを伝えるために…。