2013年9月14日(土)。花の業界紙「ホットニュース」が配信されました。この「ホットニュース」は花に携わる皆様に、花に関わる様々な情報を発信している情報誌です。
以前、このサイトでもご紹介した、さくら並木ネットワーク関連書籍・当会共同代表の1人小池潔の著「花は人をしあわせにできる 2」は、当会代表小池が代表取締役社長をつとめる、株式会社フローレ21発行のこの「ホットニュース」の101号~200号のコラムをまとめたものです。
今回の「ホットニュース」のコラムではさくら並木ネットワークに寄せられた、皆様の想いをご紹介しています。
さくら並木ネットワーク支援者と被災地
昨年、さくら並木ネットワークの申込書を同封して一通の封書が届きました。封書のあて名も、申込用紙の字も明らかに小学校低学年の子供の字でした。さくら並木の活動に共感してお小遣い 100 円を郵便局で振り込んだ振込用紙も入っていました。また 18 歳未満の申込者には保護者の同意が必要としているためお母さんの印が押してありました。さくら並木の役員会で報告され準会員として扱われることになった。そして更新の今年 3 月には再び準会員が更新され國忠君から振り込みがなされた。國忠君の一連の行為にさくら並木ネットワークの役員は「ウルウル」になったことを覚えている。
一週間前に品川の屋形船を運航している会社から便りが届いた。「屋形船とは、江戸前天ぷらのお食事を召し上がっていただきながら東京湾を遊覧する船です。天ぷらを揚げる際に出る天かす(揚げ玉)を活用して何かできないかと思い、『揚げ玉募金』なるものを続けております。100 円の募金をしていただいたお客様に、御礼に揚げ玉をプレゼントするというものです。今回の桜基金も、この「揚げ玉募金」で参加させていただきます。私どものお客様のご厚意を、どうぞお役立てください」お客様の厚意に咲くさくら基金として、1400 個の揚げ玉分がさくら並木に届けられた。
昨年から今年にかけて数か月ごとに継続的に支援金が振り込まれていた。箱根強羅の老舗旅館がさくら並木ネットワーク支援の宿泊パックを積極的に推進していただき、お一人様 1000 円をさくら並木に御寄附いただき続けていた。
たんに、お振込みを継続していただくだけで何のご要望も言われないことから、細沼代表と 8 月、お礼を兼ねて箱根まで出向きました。女将不在で、支配人に対応していただき、お礼を申し述べお話を伺ってきた。「復興までまだまだ時間もかかる、私たちの支援の額はどれほどになるか分からないが、今後も長く、さくら並木ネットワークの支援を続けさせて頂きます」「何本植えた数ではなく、植えた桜は大切に守り育ててください」「そのためにお
金がかかるのでしたら私どものさくら基金をお使いください」さくら並木ネットワークが行っている桜メンテナンスの費用は賛助会員と寄付でまかなっている。寄付も当然桜の植樹が含まれているので、メンテナンス費用を捻出することは容易ではない。細沼氏と私の話でメンテナンス費用は頭痛の種である。当初は我々が植えて地元の人たちにメンテナンスをお願いする趣旨であったが、そのようにいかないところの方が多かった。
枯れていく桜を見るのは忍びない。どれもが尊いさくら基金で植えさせていただいている。お金には代えられない尊さがそこにある。
3 件の支援者の想いをつづらせていただきましたが、さくら並木ネットワークの活動はこれからです。1500 本の植えた桜を守り、新な桜を植え続ける。桜を植えさせていただいた、多くの地権者はぜひ、さくらオーナーに訪れてほしいという願いを持っています。その絆こそ被災者の力になる絆である。
花は人をしあわせにできる 2
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※ 昨年春~今年春までに桜基金Bでご参加いただいている皆様へ
今年植樹した桜への銘版(ネームプレート)設置作業も、残すところあと十数枚となりました。
現在ご報告の準備を行っております。
全ての銘版設置後、年内には「植樹地のご報告」を郵送にて発送予定です。今しばらくお待ちくださいませ。