12月15日。
朝方には雪が降った地域も多かった東北地方ですが、さくら並木宮城拠点は宮城県山元町戸花山で水仙植栽会を行いました。
宮城県山元町戸花山・まばたき広場
宮城県山元町にある戸花山は、震災前から地元の方達が山元町屈指の花見スポットにしようと桜を植樹してきた山です。東日本大震災以降も、地元の有志団体「戸花山つつじ・桜サポータークラブ」の方達が、「昔からある自然を大切にしつつ、震災で亡くなられた方々の慰霊の桜を植樹しよう」と桜やつつじや様々な花を植栽してきました。
さくら並木ネットワークは、2015年春から戸花山つつじ・桜サポータークラブのお手伝いを開始し、計4回の桜植樹会をしております。2016年11月27日の植樹会は、震災から不通だった常磐線がこの戸花山をトンネルで通る形で開通することになり、12月の常磐線開通に合わせ、トンネルとトンネルの間の場所に「戸花山常磐線開通記念植樹会」として桜植樹をしました。今はこの場所は「まばたき広場」という愛称で呼ばれるようになっています。
2016年11月の戸花山常磐線開通記念植樹会の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9339.html
水仙1000球はこのまばたき広場で植栽することになりました。
朝方は雪が降りましたが、作業開始10時は少し肌寒かったですが、幸いにも晴天となりました。水仙の球根のほとんどは、戸花山つつじ・桜サポータークラブの方達と、常磐線開通記念植樹会の記念石柱とシンボルツリーの周りに植栽。そして残った100個はトンネル前の桜の周りに植え込みました。来春の訪れが待ち遠しくなるような、笑顔あふれる作業となりました^_^
まばたき広場の桜は、春に常磐線の乗客が戸花山をトンネルを通った時に花を楽しんでもらいたいという意図で植樹されたものですが、そうなるまで数年はかかります。
水仙は来春には咲きますので、桜が大きくなるまでこの水仙で春の訪れを感じてほしいものです。
追記
この戸花山まだたき広場に植栽された水仙1000球は、花と緑の3.11プロジェクト様を介し、大森プランツ様からご寄贈されたものです。
ありがとうございました!!