4月22日。さくら並木宮城拠点は宮城県石巻市雄勝町波板地区で植樹会を開催しました。
宮城県石巻市雄勝町波板地区
波板地区は震災前は波が穏やかな海水浴場があった美しい地区でしたが、東日本大震災の大津波により17世帯が被災。震災前から既に限界集落化していましたが、住民の皆様はそのことを素直に受け止め、東北大学の学生や東京の有志の皆さんと「ナミイタ・ラボ」を結成。外部からの交流人口を増やそうとしている地区です。
さくら並木ネットワークはそんな波板地区とご縁が深く2015年春に沿岸部。そして2016年は当時やっと完成しつつあった公営住宅周辺に桜を植樹しました。
2015年春の波板地区植樹会の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/5459.html
2016年春の波板地区植樹会の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/7980.html
また今年3月1日には東日本大震災の大津波で流されハワイで見つかった波板地区の和船「第2勝丸」の保存・展示施設「BOAT HOUSE NAMIITA」が完成しオープンしました。
第二勝丸の記事
http://www.kahoku.co.jp/tohokune…/201803/20180311_13005.html
少しずつ地区の魅力を発信し続けている波板地区ですが。今年春は長年波板地区の皆様が桜植樹を希望していた海岸部の広場の使用用途がはっきりしましたので、今回念願の植樹会を開催できることになりました。
このたびの植樹会には波板地区の皆様の他に、日本ビジネスシステムズ様がご参加していただきました。
まず海岸部入り口(「第2勝丸」の保存・展示施設「BOAT HOUSE NAMIITA」の裏)に、日本ビジネスシステムズ様ご寄贈の植樹記念石碑と桜の成木のお披露目。ここは波板地区の皆様のみならず他地域から波板海岸を訪れた方も必ず通る場所になりますので、ここに石柱を設置させていただきました。日本ビジネスシステムズ様のご協力に感謝申し上げます。
そして待望の海岸広場に日本ビズネスシステムズの28名の皆様とともに20本の桜を植樹しました。
雄勝町は大変鹿害がひどいところですので、念入りな防鹿対策も一緒に施行。
今年の東北は3月下旬に気温の高い日があり、総じて暖冬だったと言えます。さくら並木の植樹会は4月下旬くらいに終了することが多いのですが、この日は4月下旬とは思えない蒸し暑さ。植樹時期には経験したことはないですが、熱中症対策の休憩を初めて取ったくらいです。しかしお子様もご参加された日本ビジネスシステムズ様は笑顔ながらも真剣。そして優しい波板地区の皆様との共同作業やお話を楽しまれたようでした。
お昼は日本ビジネスシステムズ様のご厚意でお弁当を用意していただき、親睦を深める交流会をしました。そして波板地区からは第二勝丸保存会の伊藤会長から第二勝丸の説明と、そして日本ビジネスシステムズ様に雄勝石の絵馬のプレゼント。この絵馬はお土産にしてもいいし2015年に植樹した八雲神社に飾ってもいいという話でしたが、日本ビジネスシステムズ様のほぼ全員が波板地区の復興や住民の皆様の健康を願いますというような願い事を書いてくれたようです。ありがとうございました。
波板地区の皆様は海岸の波のように、穏やかで温かい方が多いところです。そして震災で傷ついた自地域をとても愛しており、震災前のように他地域から人が訪れてくれることを切に望まれています。ぜひそんな温かい住民の皆様と桜に会いに、波板地区を訪れてみてください!
🌸この宮城県石巻市雄勝町波板地区植樹会は東日本大震災復興支援「JT NPO応援プロジェクト」の資金及び日本ビジネスシステムズ株式会社様のご寄付により実施いたしました。ご協力感謝申し上げます。
追記・月刊雄勝に掲載していただきました
4月22日の宮城県雄勝町波板地区の植樹会の様子が雄勝町住民の皆様に配布されている月刊雄勝に掲載されました。
発行している石巻市雄勝町復興応援隊様。
ありがとうございます。
ぜひお読みください!