3月17日。さくら並木宮城拠点は、今春6回目の植樹会である福島県南相馬市小高区の市民団体おだか千本桜プロジェクトの第6回植樹祭(大富地区)を開催しました。
福島県南相馬市小高区/市民団体おだか千本桜プロジェクト 第6回植樹祭
当会は東日本大震災による福島原発事故の影響で人口が極端に減少した小高区に、桜を植樹して再び明るい地域にしたいと奮闘している市民団体おだか千本桜プロジェクトの試みに賛同し、後援事業を展開しております。
この第6回おだか千本桜プロジェクト植樹祭が開催された大富地区は牧草地が広がる美しい地区でしたが、震災後大富地区の帰還者は今のところ15世帯と震災前の4分の1ほどになってしまいました。大富地区でも菜の花やひまわりを牧草地などに植え地区の活性化に取り組んでおりますが、今回の植樹祭はそんな大富地区の皆様を後押しする企画ともなりました。
植樹日当日は晴れやかな植樹日和。
地元の大富地区や小高区の皆様。また全国から多くの支援者やボランティアの皆様がこの大富地区の植樹会場に駆けつけてくれました。その参加人数は約90名。そしてこの日の参加者で小高区の皆様が最も喜ばれたのは、当会のさくら大使を務めてくれている歌手普天間かおりさん。
震災前から福島県ではラジオやCMなどでおなじみの方で、普天間さんも「福島は第二の故郷」と福島県を中心に東北で様々なイベントをなされております。
普天間かおりさん。ご参加ありがとうございました!!
下記に普天間かおりさんの素敵な植樹報告記事があります
http://futenmakaori.ti-da.net/e10352361.html
海に向かって黙祷のあと、佐藤会長や南相馬市長、大富区長、参加団体の皆様。そして普天間かおりさんのご挨拶のあと、植樹記念石柱とシンボルツリー(河津桜の成木)お披露目。そしてみんなで仲良く50本の河津桜の苗木の植樹やおだか千本桜プロジェクト特製の豚汁のお振る舞いなど、笑顔が溢れる植樹会となりました。
小高区の現状は依然として厳しく、復興への道のりは長く険しいものとなることが予想されます。しかしそんな現実を受け止め、それでも明るい未来を信じて前に進もうとしている市民団体おだか千本桜プロジェクトや大富地区の皆様のような方達が東北には数多くいらっしゃいます。
さくら並木ネットワークは東北で活動するNPOとして、そんな方達の未来への歩みのお手伝いをし、また東北沿岸部で桜植樹事業を展開するにあたりそんな方達の姿や現状を全国の皆様にお伝えしていければと考えております。
そんなさくら並木ネットワークの活動へのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
NPO法人さくら並木ネットワーク
🌸この市民団体おだか千本桜プロジェクト支援事業は東日本大震災復興支援「JT NPO応援プロジェクト」の資金及び日本ガイシ労働組合様、PFU株式会社様、一般社団法人マイライフ様、歌手普天間かおり様のご寄付により実施いたしました。
ご協力感謝申し上げます。