さくら並木ネットワークは宮城県東松島市東名地区の宅老所すみちゃんの家で植樹会を開催しました。

宮城県東松島市東名地区・宅老所すみちゃんの家

宅老所すみちゃんの家は170名以上の住民が津波の犠牲となった東松島市東名地区にありました。すみちゃんの家は平成8年東名地区が旧鳴瀬町だった頃に開所。伊藤一家の皆様が運営し東名地区の老人コミュニティ施設施設として欠くことのできない施設となっておりましたが、2011年3月11日東日本大震災の大津波により被災。しかし全国のボランティアの皆様の尽力により片づけを終わらせ被災前寸前に建てた自宅でデイサービスを再開。そして昨年秋に高台の新東名移転地にて宅老所すみちゃんの家をあらたに開所するまでになりました。

宅老所すみちゃんの家の紹介記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9229.html

植樹会はすみちゃんの家が月の第一水曜日にご高齢の利用者の皆様のために開催しているふれあいサロンに合わせて開催されました。今回のすみちゃんの家の桜の支援者となっていただいたのはTANAKAホールディングス株式会社の皆様。このたびの植樹会にもご参加されました。

まずすみちゃんの家のデイサービスの方にTANAKAホールディングス様の銘板を設置してから新東名移転地のすみちゃんの家に到着。始めに利用者やスタッフの皆様と一緒に美味しいお昼ご飯をいただきました。

そして植樹。すみちゃんの家の再出発を記念しご高齢の利用者やスタッフの皆様に見守られながらTANAKAホールディングスの皆様や伊藤理事長が作業をしました。

新東名移転地の地盤は切土で固く少し難儀しましたが無事作業終了!!花芽もしっかりついている桜なので早速今年から花見ができますね(^^)。
そして苗木も一本植樹しました。

最後に先日銀座ステファニー化粧品様からご支援していただいた基礎化粧品セットを利用者や職員の皆様にプレゼント。友情を深めるためにTANAKAホールディングスの皆様の手で渡してもらいました。

TANAKAホールディングス様の帰りの際はご高齢の利用者まで名残惜しそうに見送るようなとにかく明るい笑顔溢れる植樹会となりました。

TANAKAホールディングス様。
ありがとうございました。

伊藤理事長ほか伊藤一家の皆様の東名地区の老人福祉への温かいおもいから生まれたすみちゃんの家。甚大な津波被害に遭いましたが、そのおもいは途切れることなく昨年秋に新すみちゃんの家の開所に漕ぎつけることができました。そのご苦労は大変なものだったと思いますが、これからもずっと東名地区の大切な老人施設であり続けることでしょう。

ぜひ皆様ですみちゃんの家の中から今回植樹した桜で毎年暖かい春の訪れを感じてほしいものです。