4月18日。
さくら並木宮城拠点は宮城県石巻市網地島の網小医院にて植樹会を開催しました。

宮城県石巻市網地島・網小医院

網地島は牡鹿半島の最西端、かつて世界有数の捕鯨基地であった鮎川港から海上約4キロメートルに位置します。夏には多くの海水浴客で賑わう網地白浜海水浴場が開設され温暖な島ですが、近年島民の超高齢化・過疎化が進んでいる上に、東日本大震災をきっかけで網地島を離れた方も多く、人口は平成27年度時点で395人となっております。

網小医院は平成11年9月、栃木県の医療法人が網長小学校の校舎を利用し、網地島の島民の皆様の健康維持と病気の回復のために作った「人の情愛を携えた医療」を理念に掲げた診療施設。医療施設のほか、介護老人保険施設、デイサービスもあり、老齢化が進む網地島の大切な場所となっております。

網小医院のHP
http://amishou.weebly.com/

さくら並木ネットワークは昨年4月に植樹した石巻市鮎川浜の老人福祉施設清心苑の鈴木施設長様から老齢化が進んでいる網地島の現状をお聞きし、網小医院の植樹依頼をいただいておりました。

石巻市鮎川浜の清心苑の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/10148.html

網地島はフェリーの運航本数が少なく、また桜や植樹に使う資材を積んだ車を載せられるカーフェリーもさらに少ないため(1日1便)、網地島の民宿に前泊してこの網小医院の植樹に臨みました。網小医院の植樹は3本。うちデイサービス室の前にご高齢の利用者様が室内からお花見ができるよう、成木を1本植樹することにしました。

この成木植樹は、室内から利用者様が見守る中、職員の中田様と植樹作業をご希望された二名の利用者様とともに行いました。無事植樹した後は室内から拍手喝采!!室内から作業を温かく見守ってくれた車椅子の利用者様はご元気でしたがお年は94歳だそうで、「来年がとても楽しみ」とありがたいお言葉をいただき、当会の方が元気をもらったような気がします。ぜひ来春にこの桜の成木が無事花をつけてくれ、ご利用者様が仲良く花見をしてもらいたいものです。

老齢化が進んでいる網地島民と網小医院の結びつきは強く、優しい心の絆で結ばれています。さくら並木ネットワークはそんな網島島民の皆様のご健康とご多幸。そして網小医院のますますの発展を願っております。

🌸この宮城県石巻市網地島の網小医院植樹会は東日本大震災復興支援「JT NPO応援プロジェクト」の資金により実施いたしました。
ご協力感謝申し上げます。