8月8日。さくら並木ネットワークは宮城県雄勝町波板地区で桜のメンテナンスをしてきました。
石巻市雄勝町波板地区
雄勝町波板地区は東日本大震災の大津波により17世帯が被災。震災前から既に限界集落化していましたが、波板地区の住民さん達で作る波板地区会はそのことを素直に受け止め、東北大学の学生や東京の有志の皆さんと「ナミイタ・ラボ」を結成。外部からの交流人口を増やそうと奮闘している地区です。
波が穏やかな海岸があり震災後しばらくは海水浴をしておりませんでしたが、ここ数年は海水浴を徐々に再開しています。当会は波板地区会の要請により2015年3月7日に海岸部と八雲神社に18本。そして2016年3月20日には徐々にできあがりつつある内陸部の高台移転地付近に6本の桜を植樹しました。
8日にメンテナンスをしたのはこの内陸部と八雲神社の桜。雄勝町波板地区も鹿が大変多いところで(波板地区の鹿の生態調査をした動物学者によると、地区内に1群30頭ほどの鹿が2群ほど生息しているそうです)植樹時に防鹿ネット柵を設置したのですが、これをすると今度は桜のメンテナンス(除草や水遣りなど)が大変になります。
お手伝いしてくれた山形県のボランティア佐藤さんとともに防鹿ネット柵の上から脚立で跨いだり、ネットの下から手を伸ばして草刈りをしたり…。
佐藤さん。大変暑い中ありがとうございました。
波板海岸の穏やかな波のように…。
波板地区の住民さん達は外部からやってきた人に対するホスピタリティ心に溢れ、心優しい方が多い地区です。ぜひお近くに来た際は、波板地区の住民さん達と地区内に植樹された桜に会いにきてくださいね!!