4月9日。
さくら並木ネットワークは宮城県石巻市牡鹿半島の荻浜地区で植樹会を開催しました。
宮城県石巻市牡鹿半島荻浜地区
荻浜地区は牡鹿半島の中部にある地区で、東日本大震災の大津波により二十名以上の住民が犠牲になってしまいました。震災により高齢化・過疎化がさらに進行してしまいましたが、住民の皆様は地域再生に向け一歩ずつ歩みを進めています。
さくら並木ネットワークはそんな荻浜地区と関わりが深く2014年の休校になった荻浜小学校から複数個所植樹しています。
荻浜地区の紹介記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9591.html
そのときにいつも陽のあまり当たらない仮設住宅暮らしをしていた江刺区長から言われていたのが「高台移転地ができたら大好きな桜をいっぱい植えてほしい」ということでした。
このたび荻浜地区はやっと年内に高台移転ができる運びになりましたので、今春に江刺区長念願の植樹会を開催できることになりました。
午前十時。小雨が降る中荻浜地区高台移転地の公園に集まってくれたのは住民さんの他に日本ビジネスシステムズや全国のボランティアの皆様。ご挨拶のあと荻浜漁港が見下ろせるこの公園に設置された日本ビジネスシステムズ様ご支援のしだれ桜の成木と石柱のお披露目。江刺区長の笑顔がこの日をいかに待ちわびていたかがわかります(^^)。
そして高台移転地各所に苗木の植樹。荻浜地区も鹿が多いところなので防鹿対策を施しながらの作業となりました。
日本ビジネスシステムズやボランティアの皆様が熱心に作業してくれたおかげで無事終了。これで江刺区長の願いをやっと叶えることができました!!
お昼は住民の皆様とともに餅つき会。都会ではする機会がない餅つきに若い日本ビジネスシステムズの社員さん達が交代で住民さんとともに餅つきに挑戦する姿がずっと見られ、雨が降っていましたが荻浜集会所は心温まる交流の場となりました。
そして楽しい時間も最後。再会を約束してのお別れとなりました。
午後、日本ビジネスシステムズ様とボランティアの皆様は荻浜支所建設予定地に移動。この荻浜支所は来年に完成する予定ですが公民館も併設され荻浜地区のコミュニティの中心となる場所になります。
この場所に今春退職なされた支所長や支所の方とともにしだれ桜3本と荻浜地区は漁業が盛んな地区なので大漁桜を14本植樹しました(その他にエドヒガンの成木があらかじめ1本設置してあります)。
ここは足場が悪くしかも作業時は雨足が強くなり今春で最も困難な植樹作業となってしまいしたが、支所長や先ほど高台移転地で鹿対策をしっかり覚えた日本ビジネスシステムズやボランティアの皆様がてきぱきと作業してくれたおかげで1時間ほどで無事終了!!
作業が終わったとき雨がやみ明るい日差しが…。
この大変だった植樹会とこれからの荻浜地区を祝福しているかのようなフィナーレとなりました。
植樹会にご参加していただいた日本ビジネスシステムズとボランティアの皆様。
本当にありがとうございました!!
荻浜地区は高齢化・過疎化が進んでいますが、住民の皆様は地区の未来を切り開こうと必死で頑張っております。さくら並木ネットワークはこれからもそんな荻浜地区を応援し続けたいと思います。