今春の植樹地が決定しましたのでご紹介いたします。

宮城県石巻市牡鹿半島荻浜地区

宮城県石巻市牡鹿半島の中部にある荻浜地区は甚大な津波被害に遭った集落です。

過疎化・高齢化が進みつつある地区でもありますが、それでも住民さん達は地域再生に向け一歩ずつ歩みを進めています。さくら並木ネットワークは荻浜地区とはご縁が深く、2014年に荻浜中学校と今は子供がいないため休校になっている荻浜小学校。そして2015年は荻浜漁港と羽山姫神社に桜を植樹しました。
(2015年の荻浜漁港や羽山姫神社の記事 http://sakuranamiki.jpn.org/archives/5746.html)

今まで植樹してきた場所は荻浜小学校以外は津波が到達した場所でありますが、植樹するたびに江刺荻浜区長がおっしゃっていたのは「私達が住む高台移転地に桜を植樹するのが夢だ」ということでした。

そんな荻浜地区ですが、震災から6年目を迎える今春やっと荻浜高台移転地の整備計画が目途が経ち、江刺区長の念願である植樹会が開催できることになりました。荻浜住民さん達がこの高台移転地に住み始めるのはもう少し後になりますが、植樹を通じ荻浜地区の歩みを見てきた当会もほっとした気持ちになっていることは確かです。

いつも笑顔を絶やさない江刺区長ですが、先日植樹の打ち合わせをしたときはさらに笑顔が多くなったように感じました。

荻浜高台移転地は荻浜漁港が見下ろせる高台移転地です。江刺区長の願いを実現するためにたくさんの桜を植樹しますし牡鹿半島は鹿害が多いので防鹿ネットを設置しますので、今月16日に栃木県のボランティア団体頑張り隊の皆様に植樹会の準備をお手伝いしていただき、今春の荻浜地区植樹会は後日ボランティア募集をいたします。江刺区長も人が少なくなった荻浜地区だからこそ多くの人が訪れてほしいとおっしゃっていたので、ご興味のある方はぜひ参加してみてください。
一緒に荻浜地区の復興を願った桜を植樹しましょう!!