4月1日午前。さくら並木ネットワークは宮城県石巻市北上町十三浜地区の月浜・吉浜集団移転地にて植樹会をしてきました。
宮城県石巻市北上町十三浜地区の月浜・吉浜集団移転地
十三浜地区はその名のとおり13の浜(地区)で形成されている地区ですが、どの浜も東日本大震災の大津波により甚大な被害に遭い亡くなられた方も多数おります。震災により各浜を離れた方もいらっしゃいますが、浜に残った方は仮設住宅から造成が進んできた高台移転地に住み始めているところです。
月浜・吉浜地区もそんな高台移転地の一つで、震災前は吉浜小学校や北上支所があった地区になります。
2017年春の植樹地のご紹介:十三浜桜プロジェクト
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9095.html
植樹当日は晴天。月浜・吉浜高台移転地に集まってくれたのは住民さんの他に全国のボランティアさん。そしてさくら並木ネットワークが植樹した十三浜の他地区からから追波地区の大槻さん親子や千葉守信さん。そしてにっこりサンパークから鈴木ご夫妻がこの植樹会に駆けつけてくれました。
公園に集まりご挨拶の後作業開始。高台の公園二か所に計5本。そして高台移転地にあがる沿道に10本の桜を全員で力を合わせて植え込んでいきました。みんなで春に花咲く月浜・吉浜高台移転地を夢見ながら…。
最後に北上川を見下ろす公園の桜一本に昨年秋に月浜・吉浜高台移転地の除草作業をしてくれた宮城県大崎市立古川北中学校の銘板を月浜・吉浜高台移転地の住民千葉幸一さんに取り付けてもらいました。
古川北中学校は昨年文化祭で集めた募金を「石巻に役立ててほしい」とさくら並木ネットワークに寄付してくれたましたので、当会はそれを桜基金として受け取り月浜・吉浜高台移転地の桜にすることにしました。
古川北中学校のボランティア活動の記事
http://sakuranamiki.jpn.org/archives/9126.html
古川北中との約束を果たせてほっとしています。
今回の月浜・吉浜高台移転地の植樹会には過去にさくら並木ネットワークが植樹した同じ十三浜地区の追波地区やにっこりサンパークの住民さん達も足を運んでくれ、それぞれの地区の桜のことを楽しそうに話しているのをお見かけすることができたことは当会としても大変励みにそして嬉しく思いました。
さくら並木ネットワークは甚大な津波被害に遭った十三浜の各浜に桜を植樹し、十三浜地民の皆様にささやかですが将来の春の楽しみをもっていただきたいと「十三浜桜プロジェクト」として植樹を進めており、今年は大室地区の植樹も4月16日に決定しております。これからもさくら並木ネットワークは十三浜地区の皆様を応援していきます。
開催された宮城県石巻市牡鹿半島の大谷川高台移転地植樹会の様子が仙台放送と東日本放送の二局の17時45分から18時の間のローカルニュースで取り上げられ放送されました。