さくら並木ネットワークには現在東北沿岸部の各地域から来春の桜植樹依頼がたくさんきております。
予定ではさくら並木ネットワークの来春最初の植樹となるであろう植樹場所が決定しましたのでご紹介いたします。
福島県南相馬市小高地区・おだか千本桜プロジェクト
小高地区は東日本大震災の原子力発電所の事故により多くの区民が他の地域で避難生活をしております。帰宅希望者は全区民のうち25~30%と言われており、そしてこれは南相馬市全体でも言えることですが働く世代と言われる15歳から64歳の方達の人口流出が深刻になっております。
そこで活気を失いつつある小高の町に桜を植樹して環境美化していこうと立ち上がったのが地元有志の市民団体おだか千本桜プロジェクトの皆様。平成27年12月6日から小高地区で第一回目の植樹会を行い今年の12月まで計3回の植樹会を開催してきました。
このおだか千本桜プロジェクトの試みを応援しようという輪は日本中に拡がりつつあり、平成29年2月までに小高川沿いを中心とする10.9キロに1090本を植える計画が進められています。
さくら並木ネットワークは12月11日に開催された第3回目のおだか千本桜プロジェクト植樹会に参加してきました当日集まったのはプロジェクトスタッフや南相馬市市民、日本全国から集まったボランティアの皆様。そしておだか千本桜プロジェクトの試みに賛同した静岡県伊豆のせんたんコンシェルジュや花見山を守る会の皆様など総勢94名。
月命日でもあったので大震災や原発事故で犠牲になられた方々へ黙禱をしたあとにご挨拶をして桜植樹開始。参加者全員が小高地区の早期復興を願い丁寧に110本の河津桜を植樹していきました。真心のこもった素晴らしい植樹会でした。
さくら並木ネットワークは今回はボランティア参加だけでしたが、ご縁があり来年春の第4回植樹会(2月5日予定)からおだか千本桜プロジェクトの後援という形で参加させていただくことになりました。
小高地区の抱える問題はあまりに複雑で簡単には言い表せないものがあります。しかし当会は小高地区の未来は地区住民で切り開いていこうと奮闘しているおだか千本桜プロジェクトの皆様の試みに賛同し、精一杯後押しができればと考えております。桜千本を植樹するのは時間がかかりますので来年春以降もおだか千本桜プロジェクトの植樹会は開催することになると思います。
ぜひ福島県南相馬市のおだか千本桜プロジェクトの応援をよろしくお願い申し上げます。
おだか千本桜プロジェクトのfacebookページ
https://www.facebook.com/odaka1000sakura/