12月4日。
本日のさくら並木ネットワークは宮城県石巻市北上町十三浜追波地区にてチューリップの球根の植え込み作業をしました。

追波地区の桜の丘にチューリップを植えようプロジェクト

追波地区は北上川下流に位置する十三浜地区の一つで、大川小学校の対岸に位置する地区です。甚大な津波被害と犠牲者が出てしまった地区ですが、さくら並木ネットワークは2015年3月22日に追波地区に残る方も残念ながら離れてしまう方もいつか一緒に桜を楽しんでほしいという願いを込めて約100本の桜を植樹しました。

そして今日チューリップの球根の植え込みした大槻様が地主の桜の丘は、2014年夏から全国から駆けつけてくれたボランティアさん達が少しずつ開墾をして作り上げた場所で、ここに約70本の桜を植樹したのですが、この秋アイバルブ・ジャパン様のご協力で岐阜種苗様からいただいたチューリップの球根5500個のうち3600個を住民さんのみならず全国の方も思い入れのあるこの桜の丘で植え込むことにしました(追波地区の桜の丘にチューリップを植えようプロジェクト)。

12-5oppachiku_tulip_04

本日のプロジェクトに集まってくれたのは大槻家の皆様と五名のボランティアさん。まずこのチューリップをどこに植えようかから始まりましたが…(笑)。

桜の丘の中央部に多く植え込み、それに続く形で遊歩道の左右にチューリップを配置することにしました。最初はスコップで土を掘り柔らかくして堆肥を混ぜ込む。そして五種類あるチューリップをかき混ぜて丁寧に植え込んでいきました。

今日は天気に恵まれた作業日和で、あれやこれやとみんなで相談しながらスムーズに作業は進んでいきました。遊歩道に左右に球根を植え込めるだけ植え込み完成!!!

…若干本当にこれで大丈夫かと思うところもありますが(笑)。
来春が楽しみになる夢のある作業となりました。

大槻家の皆様。そして今日お手伝いしてくれたボランティアの皆様。ありがとうございました!!

東北地方も少しずつ寒くなってきておりもう少しで本格的な冬が来ます。東北の冬はとても寒く厳しいものですが、だからこそ東北人は厳しい冬を乗り越えた後にやってくる春を待ち望み慈しむ心を人一倍持っていると思います。

だからさくら並木ネットワークは各地から桜植樹依頼が来ますし、その東北人の春を慈しむ気持ちに応えることも当会の使命でもあるわけです。

追波地区の桜の丘にもそんな冬を乗り越えた後の春の楽しみが増えました。
来春の追波地区の様子はさくら並木ネットワークのfacebookページとHPにてご報告させていただきます。