来年春の植樹が決まりましたのでご紹介いたします。

東日本大震災の被災地域の環境は日々変化しています。また津波被害が大きかった地区の住民さんは自分の住んでいた場所が災害危険区域に指定されたなどの理由で、集団(高台)移転したり震災がきっかけとなり別の地域に移り住むことになった方も数多くいらっしゃいます。その決断に至るまでは大変なご苦労をなされるものです。

その結果として沿岸部は過疎化が進んだり人がいなくなった地域もありますが、一方で集団(高台)移転地となり地域の人口が急激に増えたという地域も出てきております。

東日本大震災最大の被災地石巻市でも沿岸部は人口が極端に減りましたが、内陸部の蛇田や鹿又地区などは開発ラッシュとなり人口が増えてきております。

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先日来春の植樹がきまったメロン保育園もそんな石巻市内陸部の鹿又地区にあります。メロン保育園は平成7年に開園。幸いなことに津波被害はありませんでしたが、震災後沿岸部から移転してきた家族の子供の入園希望者がとても増えたそうで、今現在0~5歳児165名を預かる保育園となりました。

さくら並木ネットワークはご縁がありそんなメロン保育園から桜植樹のご依頼をいただきました。

メロン保育園の保育園指針は「子どもが現在を最も良く過ごし、望ましい未来を作り出す力の基礎を培う」だそうですが、環境変化の激しい石巻市の子供だからこそこの指針は大切になってくると思います。当会もメロン保育園の子供達に今楽しい思い出が残るように…。そして、望ましい未来がやってきたときに自分達が植樹した桜を見に来てくれるように願って、メロン保育園の植樹イベントを開催したいと思います。