8月22日。さくら並木ネットワークは福島県相馬市のみなと保育園に行ってきましたのでご紹介させていただきます。

福島県相馬市・みなと保育園

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福島県相馬市松川浦の海に面しているみなと保育園。東日本大震災の大津波はこの保育園の入り口付近まで到達しました。津波が迫ってきたとき、先生達は園に残っていた子供達全員を保育園の屋上に避難させました。

このとき子供達は保育園の屋上で長い時間を過ごし、屋上から津波が襲ってくる様子を見ていたそうです。それ以来みなと保育園はなお一層津波教育に力を入れ、相馬市の未来を背負う子供達を大切に育て続けています。そんなみなと保育園に震災後世界各国からご支援が集まり、またそのことによって生まれた交流はいまだ続けられています。

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さくら並木ネットワークも、津波到来の記憶を風化させないため2012年11月2日に2本の桜を植樹。また当会のさくら大使を務めていただいている歌手普天間かおりさんも絵本の読み聞かせなどを続けていらっしゃいます。

22日のさくら並木ネットワークは山形県のボランティア佐藤さんとともに今年銀座ステファニー化粧品様からご寄贈があった基礎化粧品セットをみなと保育園の先生達や子供達の親御さんなどにお届けするために訪れたわけですが…。
なんと!!
子供達に熱烈な歓迎セレモニーをしてもらいました!!

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子供達の元気な挨拶や「虹を架けよう(福島県バージョン)」などの合唱には、大人の私達の方がほっこりとした温かい気持ちにさせられますね(笑)。

みなと保育園の子供達ありがとう!!!
みなと保育園は子供達を大切に育てながらも津波が到達した過去を風化させず防災・減災教育に力を入れていることは、このセレモニーの和田園長のAEDの話や子供達の「防災の誓い」でもわかりました。

  • 「かさい・じしんのときは あんぜんなところに ひなんします」
  • 「つなみのときは たかいところへ ひなんします」
  • 「せんせいのはなしを よくききます」

この「防災の誓い」はみなと保育園が津波の難を逃れた体験から生まれた言葉ですが、これは近年温暖化によりゲリラ豪雨や堤防決壊などの災害が多くなってきた日本列島すべての地域にも通ずる言葉だと思います。

みなと保育園とさくら並木ネットワークの交流はこれからも続きますが…。
何よりみなと保育園の子供達が元気に逞しい人間に育っていくことを心から楽しみにしています。