3月21日。
さくら並木ネットワークは宮城県石巻市鹿立地区で植樹をしてきました。
宮城県石巻市鹿立(すだち)地区
鹿立地区は東日本大震災で壊滅的な被害に遭った牡鹿半島の一地区です。主産業である漁業ができるか危ぶむ声もありましたが、今は若い住民さんが中心となって必死で頑張っております。
そんな鹿立浜で植樹した場所は、そんな漁師さんが住んでいる高台移転地。皆様ご自身の住む地区をいい場所にしようという気持ちが強いのか、今回の植樹には若い住民さんや子供達がたくさん集まってくれました。またこの鹿立地区の植樹には、この鹿立集団移転地の桜の支援者となっていただいた東京流通センター様をはじめ、東北さくらライブプロジェクト、佐藤尚志さんや岩田克一さんがボランティアとして参加してくれました。
ありがとうございます。
平塚区長にご挨拶をいただいたあと作業開始。
高台の海を見下ろすことができる公園とその下の斜面部に18本の桜を植樹しました。
そして鹿立地区は鹿が多い牡鹿半島の地区ですので、防鹿ネット柵を作りました(偶然にも鹿が高いところから見下ろしていました)。今春一番防鹿ネット柵を作らなければならない日になりましたが、若い住民さん、参加者の皆様が精力的に作業をしてくれたおかげで午後二時には無事終了!!
住民さんと参加者さんが見事に協働で作業することができたすばらしい日となりました。
鹿立地区は思ったより若い住民さんが多いなと感じましたが、もちろん鹿立地区も漁業の完全復旧やこれからのあたらしい地区つくりなどやらなければならないことがたくさんあります。でもあれだけ自分の住む地区をよくしたいと積極的に作業をなされた皆様ですから、きっといつか新しい未来を切り開けると信じています。
鹿立の皆様にいつか心の平和が訪れたとき…。
今回植樹された桜が鹿立の復興のシンボルとなってくれることを望んでいます。