仙台市宮城野区白鳥地区

猛暑が続いている日々。

7月・8月・9月は、桜の成長状況の確認と草刈・水やり等のメンテナンスを行いつつ、来年の植樹地の調整を行っております。

今年の春、
多くの方々のご支援・ご協力により植樹した桜はおおむね順調の様です。

現地から報告が届きました。

仙台市宮城野区白鳥地区

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7月22日。
仙台市宮城野区白鳥地区に行ってきました。

東日本大震災の津波により広範囲に被災した地区です。ここには地区に沿って流れる七北田川と白鳥住宅街の間に堀があります。この堀沿いには白鳥初代町内会長が植樹した桜並木がありましたが、塩害によりほどんどの桜が枯れてしまいました。

さくら並木ネットワークは、ご縁があり2013年秋に初代町内会長の意志を継ぎ桜並木を再生をしようとしていた住民さんの会「中野新町桜の木保存会」に植樹を依頼されました。

植樹を実施したのは2014年3月29日。晴天の空のもと白鳥地区の住民さん、桜の寄贈者になっていただいた大阪ガーデンシティの皆様や多くのボランティアさん達とともに26本のしだれ桜を植樹しました。

交流会も行われ明るい植樹会となりました。

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そんな白鳥地区の桜並木ですが、順調に育ってます。

「中野新町桜の木保存会」は会報紙も定期的に発行し、桜のメンテナンスも頻繁にやっているそうです。
皆様の桜並木再生へ賭ける気持ちが感じられますね。

白鳥地区はそんなところです。
皆様も将来、お近くに来た際は、地域の文化を守り続ける白鳥住民さんと桜並木に会いに行ってみてくださいね。

福島県相馬市磯部地区

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7月28日は今年の3月15日に20本の桜を植樹した福島県相馬市磯部地区に行ってきました。

磯部地区は相馬市の沿岸部でも一番犠牲者が多い地区。高台に住んでいた方以外は今なお仮設住宅暮らしを強いられている住民さんがたくさんいます。

今年は磯部地区の植樹第一弾として、高台に残された住民さんのために台畑防災集合所と蒲庭公会堂。そして多くの磯部地区の住民さんが津波が来たときに避難したという寄木神社に植樹をしました。

植樹当日参加されたのは地元の住民さんや寄木神社の桜の支援者となっていただいた笠井ご一行様。そして相馬市在住の方や全国から駆けつけてくれたボランティアの皆様。全員で磯部地区の復興を願い丁寧に心を込めて作業をしていきました。

本日チェックしたところどの桜も概ね順調に成長しています。

磯部地区の住民で今は仮設暮らしをなされ植樹当日にボランティア参加もしてくれた大西さんや台畑防災集合所の近くに住んでいる渡辺さんは、空梅雨の影響を心配してわざわざ水をかけてくれたりもしています。

磯部地区の桜が順調なのは、そんな方達の善意の気持ちが桜を守っているのかもしれませんね。
さくら並木ネットワークも、微力ながら磯部地区の皆様の歩みに合わせ、これからも復興のお手伝いをしていければと考えております。

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ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。