2020年3月。コロナウィルスの影響により、当会では、例年より縮小して植樹を行っております。また、参加予定だった皆様も参加がかなわず、自粛を余儀なくされていらっしゃる状況もあります。多くの皆様の想いを込めた桜の植樹。できる限り植樹は行ってまいります。

3月8日と震災から9年目となる3月11日。宮城県本吉郡南三陸町「海の見える命の森」にて植樹を行いましたのでご報告いたします。

3月8日(日)南三陸町「海の見える命の森」

3月8日、南三陸・海の見える命の森(海森)で20本の桜が植樹行われました。

新型コロナウィルスの影響で植樹本数・参加人数の規模を大幅に縮小し、地元関係者と個人参加者を中心としたメンバーで行いました。

海の見える命の森ではミヤャンマーからの大仏様や第一展望ウッドデッキ・バイオトイレなどこの一年強で大きく発展し、また初年度に植樹した桜も個体差はありますが順調に成長してきております。

震災9年を迎えるなか、海森の風景創生活動を少しでも前に進め、次の世代に繋げていきたい。そんな想いが伝わってくる植樹となりました。

3月11日(水)南三陸町「海の見える命の森」

震災から9年目の3月11日。南三陸・海の見える命の森の桜植樹が行われました。

新型コロナウィルスの影響で企業系参加人数は当初の50分の1以下になりましたが、寄贈企業側からは株式会社リクシルアドバンスドショールームから社長さま含め3名の方がご参加下さりました。また、先日の8日の植樹にも来てくださった愛知・仙台からの学生ボランティアの方々、個人ボランティア有志の方々。地元の方々などを含め35名を越える人数が集まり、8日と合わせ60本が植樹されました。

震災から9年を迎えました。
生き残った者は、失われた者の無念を胸に立ち上がり、あの日何が起こり、あの日から我々はどんな街を再生してきたのか。その記憶と教訓をどう次の世代へと繋いでいくのかが今後問われてきます。そういった観点からも、この海の見える命の森のプロジェクトは、震災慰霊・自然学習・名所創生の三本の柱を同時に内包し発展してます。今日植樹した桜もいつか郷土の風景となり様々な事を伝えてくれるでしょう。

現在は新型コロナウィルスが、まさに国難とも言える脅威で迫っていますが、きっと来年の今頃は、そんなウィルスもあったねと言いながら、今年お越しになれなかった方々とも再会出来ることを、さくら並木一同、切に祈っております。