来春の植樹とチューリップの植栽のお知らせです。

球根のご支援

この秋、さくら並木ネットワークにアイバルブ ジャパン様のご協力で岐阜種苗様から”TOHOKU”※を含むチューリップの球根3300個やアリウムとヒヤシンスの球根のご寄付をいただきました。これらの球根は今秋の植樹地や今までご縁があった植樹地など全9箇所にお届けや植え込みをする予定です。

岐阜種苗様。ありがとうございました。

※ ”TOHOKU”は、オランダ北部の栽培業者が開発した新種のチューリップで、東日本大震災被災地への想いをこめて名づけられました。特徴は、開花中に色がオレンジからピンクに変化することです。オランダを象徴するオレンジ色と、日本の桜の色であるピンク色を持つこの花は、両国間の友好を象徴しています。

チューリップ"TOHOKU"

2015年11月20日(金)。来春の植樹地であり、公民館の花壇にこの球根を植えるのを楽しみにしていた地区がありますのでご紹介します。

石巻市福地町谷地地区

石巻市福地町谷地地区は、北上川の近くにあり、大きな悲劇が遭った大川小学校から数キロ内陸部にある地区です。北上川を遡ってきた津波は谷地地区も襲いました。津波の高さは2メートル。40戸の集落はほとんど全壊で亡くなられた方も9名(うち子供1名)います。

今現在、現地再建された方は26世帯。高齢化が進んでいますが、地域の絆を守ろうと28名の方が谷地松葉会という老人会に入っています。石巻市社会福祉協議会様の仲介により、来春谷地松葉会の皆様と公民館に桜の植樹をすることが決定していますが、11月20日、チューリップの植え込みもしてきました。

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松葉会の皆様はこのチューリップの球根をとても楽しみにしており、公民館の横に二つの花壇を作り待っててくれました。
ここまで楽しみにしてくれると嬉しいですね!!

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作業は明るく行われました。あれやこれやと言いながら(笑)、アリウムを花壇の奥に、ヒヤシンスを横に、真ん中にチューリップを300球植え込みました。皆様本当に楽しかったようですね。そして松葉会の皆様に銀座スティファニー化粧品様にご支援いただいた基礎化粧品セットもプレゼントしてきました。

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桜の植樹は来春3月上旬なので満開のチューリップは見れませんが、その頃はかわいい芽が出てきていると思います(チューリップが満開になるのは4月下旬から5月初めくらいだと思います)。

さくら並木ネットワークは、多くの悲劇にも見舞われても地域の絆を守ろうとする谷地松葉会の皆様に、これからも桜や花の植栽のよって将来の楽しみを提供できればと考えております。

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