石巻市雄勝町波板地区

9月3日(木)。さくら並木ネットワークは石巻市雄勝町波板地区にて桜のメンテナンスをしました。

波板地区は雄勝町の中でも小さい行政区で震災前は海水浴場がありましたが、津波により17世帯が被災し現在は4世帯しか残っていません。震災前から限界集落化していましたが、波板地区の住民さん達で作る波板地区会はそのことを素直に受け止め、東北大学の学生や東京の有志の皆さんと「ナミイタ・ラボ」を結成。
外部からの交流人口を増やそうと奮闘している地区です。

石巻市雄勝町波板地区

9.3namiita_09

さくら並木ネットワークは波板地区会の皆さんの地域づくりのお手伝いをしようと今年の3月7日に18本の桜の植樹を行いました。

波板地区の住民さんと一緒に植樹作業してくれたのは、石巻市社会福祉協議会、あいおいニッセイ同和損保同友会、東日本大震災ボランティア支援室の学生、イギリスの留学生、西本願寺ボランティアセンターの全国各地からやってきてくれた皆さん。
お昼には地元の皆さんの心のこもった美味しいご飯をいただき、雄勝町は鹿害がひどいので桜にネットを張る作業も一緒に行いました。

9月3日のメンテナンスのお手伝いしてくれたのは西本願寺ボランティアセンターの福岡教区の方6名と個人ボランティアの皆さん。そして仙台在住の神永さんの計10名。

9.3namiita_01

作業は二班構成し、鹿ネットを張った中の桜の除草と追肥と支援者様のネームプレート付け。
もう一班は桜周辺の草刈りも含め、住民さんが大切にしている海岸部全体の草刈りもやってもらいました。

皆さん頑張ってくれたおかげで予定通り作業を終えることができました。
仙台から遠い地区なのにありがとうございました。

9.3namiita_08

波板地区の住民さんは多くの困難にめげずいつも笑顔で優しい方が多く、こちらの方がいつも癒されて帰ってきます。
皆さんもそんな波板地区の住民さんと18本の桜に会いに来てくださいね!