2014年秋。

11月は、春に続き桜の植樹時期です。11月に入り、随時、さくらの植樹・獣害などの被害にあってしまったさくらの植え替えを行っております。

今年の秋は、当会の活動にご協力くださっている花業界の方々のお力で、被災地支援:オランダ産チューリップの球根をたくさんお送り頂き、チューリップの植え付けも行っております。

色とりどりのチューリップ。

来年の春。桜の花が咲く頃にチューリップ次々と咲いてくる事でしょう。

仙台市若林区二木地区のチューリップ植付け

11月11日の仙台市若林区二木地区の桜公園。

ここは今年の春、地元の住民さんや日本碍子労働組合の20数名の皆さん、当会の桜大使になっていただいている歌手普天間かおりさんとともに、桜を21本植樹しました。

この桜公園の前に住んでいる大友夫妻が大事に桜をメンテナンスし、ひまわりなどたくさんの花を植栽して素晴らしい場所になっています。

昨日そんな桜公園に大友夫妻と花とんぼの本多さん、西本願寺ボランティアセンターの二人のボランティアさんとともに、チューリップの球根約1500個を植えました。

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風は強かったけれどみんなで花咲く来年の春を想像しながら楽しく作業できました。
ありがとうございました。
大友夫妻もとても嬉しそうでしたよ(笑)!!

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この球根はオランダの輸出会社様が東北の皆様のためにと、アイバルブジャパン様を通じて約5000個ご寄附いただいたものです。

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九種類の色とりどりのチューリップ。
改めて御礼申し上げます。

このチューリップの球根は昨日の仙台市若林区二木の桜公園のほかに、
石巻市北上町十三浜の追波霊園(来年の桜植樹予定地)
仙台市若林区三本塚地区の佐藤玲子さん宅(庭にチューリップで「キズナ」という文字を作ります)
の三か所に植えるつもりです。

きれいな花が咲く来年の春。必ずご紹介しますね!!

仙台市若林区種次地区市兵衛:桜の植樹会

11月16日。
仙台市若林区種次地区市兵衛で植樹会を行いました。
植樹参加されたのは地元の住民さん30名と、今回の植樹場所となった阿部さんの空き地と湯目さんの敷地内の桜計16本の寄贈者となっていただいた日通商事株式会社の50名の社員さんとご家族の皆様。

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皆さんそれぞれスコップを持ち、子供たちも交えて賑やかで笑顔の多い植樹会となりました。

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たまに小雨が降ったりはしましたが住民さんと日通商事の皆さんが仲良く作業してくれて、素晴らしい交流の場となってくれたことはとても喜ばしく思います。

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筆者はさくら並木ネットワークの職員の前に仙台のボランティアセンターに勤めていたのでこの地区を震災年に見ています。当時は住民さんも少なく地元に戻って来る方もあまり出てこないのではないかと思っていましたので、住民さんが30名も集まってくれたのは感激いたしました。
中にはしばらくぶりに会った住民さんもいて…。
まだまだご苦労は多いはずですが、やっと樹木を植えることに喜びを感じることができるようになってくれるようになってくれたのだなと思いました。
あれから皆さん一歩ずつ確実に復旧復興への道を歩んでこられたのですね。

桜が大きくなるのに時間がかかるように、地区の皆さんの生活が元に戻るのもまだ時間がかかることでしょう。でも今回の住民さんの前向きな姿を見ると、いつかは必ず復興は成し遂げられると信じています。
そんな時、今回植樹参加された日通商事の皆様とも笑って花見ができるといいですね

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