11月17日。これから冬本番を迎える東北で、今年最後の植樹を行いました。この日は快晴に恵まれ、あたたかく絶好の植樹日和。多くの方々のご協力のもと、無事終了した事をご報告いたします。

場所はこの前の投稿でお知らせしていた、仙台市若林区荒浜地区・種次地区。
桜を植樹するその場所、桜一本一本それぞれに、様々な想いや願い、祈りが込められています。

まだ、小さな桜の苗木。数年後の開花を楽しみに一本一本大切に植樹されました。

仙台市若林区種次地区中野の植樹

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宮城県仙台市若林区種次地区中野の堀沿いに桜植樹を行いました。お手伝いいただいたのは家族連れの太陽ホールディングスさんとボランティア団体侍です。ありがとうございます。

飯田造園さんの監修のもと10時少し前から作業開始。温かい雰囲気の中で植樹が行われました。きっとボランティアさんや子供たちの気持ちがそうさせたのでしょうね!

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お昼に依頼者さんの家で芋煮を食べたのち、午後から作業再開。ボランティアさんの頑張りによって午後2時30分、無事桜16本植樹完了しました!中野地区の依頼者さんたちもとても喜んでいただきました。

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この堀沿いの桜が順調に育てば二つの県道からも見ることができる桜並木になります。ぜひこの桜並木が震災で大変なおもいをされた中野の皆さんの癒しに、そして数年後の春が楽しみになるようなものになってほしいと思います。

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今回帰り際に依頼者さんとボランティアさんたちとで将来花見ができればいいねという話が出ました。皆さんたくさんの笑顔を浮かべながら…。それまで皆さんで交流を深めながら数年後の春を待ちましょう。
そんな暖かい春はきっと来るはずです。

仙台市若林区荒浜地区の植樹

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仙台市若林区荒浜地区の株式会社荒浜アグリパートナーズ。仙台市で一番津波被害が大きかった荒浜地区の数名の住民さんが「みんなで立ち上がり農業をやろう」ということで震災後立ち上げられた農業法人です。

荒浜アグリパートナーズは荒浜のあらたな名産にということでコットンを作っています(東北コットンプロジェクト)。前回のご報告の中でも告知させていただいた「コットンの収穫祭」が11月17日に行われました。

今は分校になってしまった荒浜小学校や南小泉小学校の子供たちを含め500人のボランティアさんがアグリパートナーズに集まり大盛況!
桜植樹はその植樹祭の一部として行われました。

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13時30分。おいしい芋煮などを食べた後に桜植樹式。場所はフェンスとビニールハウスの間。少し空間が狭いので横に拡がらずに縦にのびる「天の川」という桜を5本植樹。荒浜アグリパートナーズの皆さんが土をかける。

笑顔が多く明るい植樹式でした。

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後日ご挨拶に伺った時のこと。代表の渡邉静男さんは一本一本の桜に「静男桜、貴田ジイ桜とみんなの名前をつけて管理するんだ」と笑っておっしゃっていました。そう言っていただけると嬉しいですね!

そんな渡邊さんの荒浜の自宅からは津波前はご自身で植えたそれは見事な桜が見えたそうです。ぜひこの桜が渡邊さんを含め荒浜の皆さんの癒しになってほしいものです。

そしてこの桜とともに荒浜アグリパートナーズも温かく見守っていただければと思います。