ただいま、秋植樹の準備や各地で枯れてしまった桜の植え替え作業をしていますが、来春植樹希望の地域で打ち合わせや準備も同時進行で起こっており、忙しい日々を過ごしています。

来春の植樹地のご紹介も随時していきますが、今回は宮城県石巻市牡鹿半島のある浜(集落)の植樹が決定し準備を始めておりますので、ご報告したいと思います。

石巻市牡鹿半島・福貴浦地区

石巻市牡鹿半島の福貴浦地区。自然豊かな牡鹿半島の中部にあり、山と海を一望できる南向きの昔からカキの養殖が盛んな美しい漁港を持つ地域です。

東日本大震災の大津波はそんな福貴浦を襲いました。

津波によりお二人の住民が尊い命を落とし、被災率45.7%という深刻な被害に受けております。そんな福貴浦ですが、少しずつ未来に向かって歩みを進めてます。

漁師は震災前の30人から18人に減りましたが、若い漁師の中心に震災の年(2011年)秋にはカキの養殖を再開。新たにワカメの養殖も始めました。また福来浦の三箇所の高台移転地も完成しつつあり、住民の方達はカキやワカメの養殖作業で忙しい日々を過ごされている方が多いとのことです。

そんな福貴浦地区からの依頼で三箇所の高台移転地で来春の植樹が決定しました。

11月4日は三か所の移転地の中で一番植樹本数が多い福貴浦小田浜団地で、4人のボランティアさんと土壌改良などの植樹の準備をしてきました。また度々ご報告していますが、牡鹿半島は桜の天敵である二ホンシカの生息数が多く、鹿対策の準備も同時進行でしております。

斜面の上り下りやツルハシや鉄棒を駆使しての穴掘りととてもハードな作業となりましたが4人のボランティアさんは福貴浦の方達に喜んでもらおうと懸命に作業をしてくれました。ご協力感謝いたします。ありがとうございました!!

この福貴浦植樹会は、住民の方達がワカメの養殖が忙しくなる前の2月下旬に開催し、参加者募集もする予定です。ご興味のある方は、ぜひ参加してみてください。