4月1日。
さくら並木宮城拠点は、岩手県大船渡市甫嶺地区で植樹会を開催しました。

岩手県大船渡市甫嶺地区

甫嶺地区は大船渡の越喜来湾の中にあり、東日本大震災の大津波により甚大な被害を受けました。リアス線甫嶺駅が防波堤となりましたが、その内側(海側)にいた住民一名が残念ながらお亡くなりになっております。そんな甫嶺地区は高齢化が進んでおりますが、住民の皆様は甫嶺地区まちづくり委員会を立ち上げ甫嶺地区再生に積極的に取り組んでおります。

甫嶺駅内側の使われなくなった及川様の土地をホレイ花公園と名付け、三陸鉄道花いっぱい事業として一昨年は菜の花。そして昨年はコスモスや水仙を植えております。そして4月1日は甫嶺地区まちづくり委員会の皆様の依頼により、このホレイ花公園で念願の桜の植樹会ということになりました。

こんな甫嶺地区の期待がつまったホレイ花公園にお集まりいただいたのは、甫嶺地区まちづくり委員会の皆様。今回のホレイ花公園の桜の支援者となった東京都渋谷区恵比寿の絵画教室アトリエ・エビスのオーナー佐藤夫妻と日本倉庫協会様。そして多くのボランティアの皆様がこの桜植樹会に駆けつけてくれました。ご挨拶のあと作業開始。

20本の桜の苗木をみんなで丁寧に植樹していきました。大船渡には桜の天敵である鹿が多く生息していますので防鹿対策も同時進行で行い、この防鹿対策が壊れる頃には、鹿にいたずらされても折られないような太さになってくれればとさくら並木宮城拠点では願っております。

最後にアトリエ・エビス様寄贈の石柱をこの植樹会の関係者の皆様で一緒に除幕。この除幕のときには大船渡市長様も駆けつけてくれ、笑顔溢れる植樹会となりました。

この植樹会のあとは、住民の皆様の美味しいバーベキューが振る舞われました。住民の皆様に震災当時のことを聞いたり笑いあったり。

甫嶺地区公民館は温かい交流の場となりました。ご馳走様でした!!

震災で甚大な津波被害に遭った甫嶺地区。しかし住民の皆様は強く団結し、少しずつ未来に歩みを進めております。そんな甫嶺地区の歩みとともにこの日植樹した桜も大きく強く育ってほしい。そんなことを願わずにはいられない一日でした。

追記
〇この日ご参加されたアトリエ・エビス様の素晴らしい報告記事があります。ぜひお読みください。

http://www.blog.atebis.com/?p=6158

〇この日の植樹会は地元紙の東海新報の記事になりました。