いつもさくら並木ネットワークを応援してくださっている全国の皆様へ
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。東日本大震災を契機に発足した当会は日本や世界の多くの皆様の温かいご支援とご協力に支えられ、2012年春から植樹を開始した当会の桜は昨年末までに被災三県(宮城・岩手・福島)で4104本に達しました。
初期に植樹した桜は花をつけ始めたものもあり、津波で心が傷ついた被災地域の皆様のあらたな喜びや癒しとなっております。
本当にありがとうございました。
今年の春植樹もさくら並木ネットワークは東北沿岸部各地の皆様から多くの植樹依頼をいただいております。植樹期間は2月5日の福島県南相馬市小高地区のおだか千本桜プロジェクト植樹会を皮切りに4月下旬まで。植樹地域は南は福島県南相馬市から宮城県(石巻市が最も依頼が多いです)、そして北は岩手県宮古市までとなる予定です。
東北沿岸部はまだまだ仮設住宅を余儀なくされている地域の皆様もおりますが、徐々に高台(集団)移転や区画整備も進みつつある地域も出始めており(今年春はそんな地域の皆様から多くの植樹依頼がきております)、今年春植樹は当会が活動を開始して以来最大の桜の本数が植樹されることになると思います。
さくら並木ネットワークの春植樹時期はあらゆる意味で闘いの連続となります。
東北地方の厳しい冬の自然環境での植樹作業。そして毎年徐々に高台(集団)移転が進み街づくりとしての植樹依頼が増えつつある被災地域の皆様の要請に比して、全国的な東日本大震災の風化による当会の桜基金の減少などです。
しかし当会の桜を楽しみに待っている被災地域の皆様が多くいる以上、さくら並木ネットワークは活動の歩みを止めるわけにはいきません。
今年も当会は精一杯頑張ります。
本年もさくら並木ネットワークのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
NPO法人さくら並木ネットワーク
業界紙「ラベル新聞」
2017年1月1日発行の印刷業界の業界紙「ラベル新聞」に、当会と共にご支援のみならず桜の植樹活動を積極的に行ってくださっているキールズ様とのインタビュー記事で活動をご紹介いただきました。