東北は雨が降らず暑い日が続いた8月上旬までの天気が嘘のように、お盆を明けると雨が多く日照の少ない天気が続いております。
そんな雨空だった9月1日。
さくら並木ネットワークは仙台市宮城野区白鳥地区にて桜のメンテナンスを行いました。
仙台市宮城野区白鳥地区
白鳥地区の横には七北田川が流れています。
その七北田川と白鳥地区の間に堀があり、その堀沿いには初代白鳥地区町内会長が「遠出をしないでも町内で花見ができるように」という気持ちを込めて植樹した桜並木がありました。
しかし2011年3月11日の津波によって5分の4の桜は枯れてしまい数本を残すのみとなってしまいました。
さくら並木ネットワークは、初代町内会長の遺志を継ぎあらたに桜並木を再生しようという白鳥地区の会「中野新町桜の木保存会」から依頼を受け、2014年3月28日に26本のしだれ桜を植樹しました。
植樹日当日は多くの白鳥住民さん達とこの桜並木の支援者となられた大阪ガーデンシティの皆様。
そしてたくさんのボランティアさんによって作業が行われました。
白鳥地区の住民さん達の桜並木再生にかける熱意が感じられたとともに、支援者様やボランティアさんとの温かい友情が生まれた日になりました。
1日のメンテナンス会は、しだれ桜が大きくなったため道路にはみ出し過ぎないよう樹形を整えるために支柱替えも一緒に行いました。
今回作業に参加していただいたのは、ダーツマス大学の学生9名と2人の個人ボランティアの皆様。そして多くの住民さんが参加してくれました。
雨もぱらつく天気でしたが皆さん熱心に作業をしてくれたおかげで、全部のしだれ桜の支柱替えとメンテナンスを終了することができました。
お昼は公園にテントを用意していただき、ボランティアさんと住民さんの交流も兼ねた昼食会。
住民さん達はアメリカから着てくれた礼儀正しいダーツマス大学の皆さんにとても感心され、笑顔が多く話が弾んだランチタイムでした。
ありがとうございました!!
多くの人に大切にされている白鳥地区の桜並木。
将来満開になった桜の下で再会したいものです。