何度かご紹介している、岩手県の山田町「結いの桜山」プロジェクト。約800名の方々が津波の犠牲となってしまったこの土地に、数年かけて800本~の”伝承の桜”を植樹し桜山にするというプロジェクトです。

8月30日(土)。この山田町で、桜の草刈メンテナンスと銘版の設置を行いました。
今年の春、4月20日の”「山田にさくらを&心に音楽を」桜と音楽の集い”のイベントの際に植樹した桜の成長過程を確認しながら、約80枚の支援者様の銘版を設置いたしました。

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朝10:00。
地権者さんの藤原さんにご挨拶を頂き、ボランティアさんとスタッフを含め15名でまずはミーティング。

写真 2

数名は草刈機で一気に草刈。他のメンバーは3つのグループに別れ、地区ごとに早速作業を開始。急斜面の多い現場ですが、お天気にも恵まれ、順調に作業が進みました。

桜たちは概ね順調に育っていました。

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桜の近くの草刈を手作業で行いながら銘版を設置しご報告のための写真を撮影。

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15:00頃。ほとんどの銘版の設置が完了し、山田湾を臨む山頂へ。

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美しい風景が広がります。

日差しもあり大汗をかきながらの作業でしたが、この時とても心地よい風が吹き、まるでミストシャワーのような小雨がふりました。
まるで”おつかれさま”と、ご褒美のような…。

5年~10年後、
山田町のこの地に咲き誇るたくさんの桜を、この桜山を、
現地の皆さんと共に楽しみに見守り続けていきます。