三年前に尊い命が多く失われた日です。
3.11。
一生忘れる事の出来ない日になってしまいました。
しかし、3年ですでに少しずつ風化が進んでいるのも現実です。
なんとか、この震災の甚大な被害を伝承し、後世へ伝え一人でも多くのいのちを守りたい。
そして、大災害の後、立ち上がろうと必死に頑張っている方々を応援し寄り添っていたい。
そのための桜をまだまだ植樹し育てていきます。
3月11日(火)福島県南相馬市
午前中は福島県南相馬市小高地区の同慶寺で檀家さんたちと東日本大震災の復興祈念植樹を行いました。
皆さんとても力強く明るく植樹をされていて、中にはとても楽しかったと言ってくれた檀家さんもいました。植樹のあとに皆さんで同慶寺の前で記念撮影。
スタッフも「わざわざ仙台から来てくれたんだから入って」と言われご一緒しました。檀家さんの方こそ今なお原発の影響で人が住んではいけない小高地区の同慶寺に各地から集まっているのに…。
厳しい環境に置かれてもなお優しさを忘れない檀家の皆さんに心が温かくなりました。
午後は仏教とカトリックのカリタス原町ベースの宗教を壁を超えた追悼式が行われ、スタッフもそのまま出席しました。
14時46分に黙とう
讃美歌や祈祷を行ったあと最後に田中住職がギターを弾き、こんな歌をみんなで歌いました。
すべての 生きものたち 幸せであれ 幸せであれ
すべての 生きものたち 幸せであれ 幸せであれ
ハリー オーム シャンティ シャンティ シャンティ
ハリー オーム シャンティ シャンティ シャンティ
曲 慈しみ(「ブッダのことば」より)」
今なお故郷の小高地区に戻ることができない檀家の皆さん。でも総代長さんは「今日植樹してくれた気持ちに応えてみんなで大事に育てるよ」と力強く言っていただきました。
いつかきっといつか今日植えた桜の下で…。
檀家の皆さんと笑って花見をできる日がくることを心から願っています。
最後に三年前の東日本大震災で亡くなられた方の心からのご冥福をお祈りいたします。
そしていまなお不自由な生活をなさっているたくさんの被災者さんの心の春が来ることも一緒にお祈りしたいと思います。